数ある世界の王室の中でも、美男美女揃いということもあり、ロイヤルウォッチャーから熱い注目を集めるスウェーデン王室。現国王のカール16世グスタフとシルヴィア王妃の長女、ヴィクトリア皇太子も、その美しさ、飾らない人柄が愛されるプリンセスで、知的で好感度の高いファッションにも関心が集まっている。そこで今回は、困難を乗り越え元ジムトレーナーの夫と結婚した過去にも触れながら、ヴィクトリア皇太子の魅力とロイヤルファッションを徹底解剖!
ヴィクトリア皇太子ってどんな人?
1977年7月14日、カール16世グスタフとシルヴィア王妃の第一子として誕生。1979年、それまでは男子にしか継承権を認めていなかった王位継承法が改正されたことで、1980年1月1日に正式に皇太子となった。
1998年には米国イェール大学へ留学。その後、スウェーデン大使館で訓練生として勤務し、帰国後は大学で紛争解決と国際的平和維持に関する研究をするなど、知的で活動的な一面がクローズアップされる一方、失読症や拒食症だった過去を告白するなど、包み隠さず自分をさらけだす、飾らない人柄も国民から支持を受けている。
2歳年下の弟、カール・フィリップ王子、5歳年下のマデレーン王女と共に、美しきロイヤルファミリーとしても人気が高い。
困難を乗り越え結婚! 夫は元ジム・トレーナー
現在は、エステル王女とオスカル王子、2児の母でもあるヴィクトリア皇太子。2010年6月に結婚した夫のダニエル王子は、皇太子の元ジムトレーナーで、父親のカール16世グスタフ国王は交際に猛反対。国内でも賛否両論が巻き起こったそう。
その後、スウェーデンの歴史や公務、外国語の学習など、なんと7~8年もの間、王子にふさわしい教養や振る舞いを身に着けるべく、勉強と努力を重ねてきた王子。ついに国王も交際を認め、2009年に正式に婚約し、2010年に結婚。2022年にはタブロイド誌に離婚の危機を報じられたけれど、異例のコメントを出し否定するなど、夫婦仲は今も良好のよう!
(写真)2010年6月19日にストックホルム大聖堂で挙式。ドレスはスウェーデン人デザイナー、パール・エングスヘデンが手がけた。
上品ルックは耳元でほんのりエッジを効かせて
ここからは、ヴィクトリア皇太子の最新ファッションからプレイバック。
2022年9月、“ブレインデー・セミナー”に出席したこの日は、ロイヤルズらしい、品のあるネイビーブルーのセットアップをセレクト。フェザーモチーフのピアスをトッピングして、上品にまとめすぎないのがヴィクトリア皇太子流。
スポーツシーンの足元はスニーカーで決まり
2022年9月、夫のダニエル王子と共に、学校のスポーツの授業を見学。この日は、シーンに合わせて足元は「アディダス」の白スニーカーでカジュアルに。とはいえ、白シャツ×ツイードジャケット×ネイビーパンツのオーセンティックなスタイルで、プリンセスらしい品格をキープ。
“水のノーベル賞”には水色の装いで
2022年8月、ストックホルムで開催された“ジュニア・ウォーター賞2022”の授賞式に出席。“水のノーベル賞”ともいわれる賞の授賞式だけあって、水が流れているかのような清々しいデザインのセットアップをチョイス。「ボッテガ・ヴェネタ」のクラッチバッグやパンプスも水色を選んでコーデはばっちり。
気品たっぷりなワントーンコーデを披露
こちらも“ジュニア・ウォーター賞2022”に出席した日のスタイル。ブルーのグラデーションが美しいフローラルドレスは、スウェーデンブランド「オッドモーリー」のもの。ネイビーブルーのベルトやバッグ、ライトブルーのパンプスで揃えたワントーンコーデがエレガント。
上級リンクコーデがおしゃれ!
2022年7月、ヴィクトリア皇太子の45歳の誕生日を祝うコンサートにファミリーそろって出席。この日は、スウェーデンブランド「イダショーステット」のフローラルなブラウスとスカートをコーディネート。ファミリーで淡いカラーで揃えた上級リンクコーデが素敵。
パフスリーブドレスでロマンティックに
2022年6月、“オーシャン・カンファレンス”に出席したこの日は、ラベンダーカラーのパフスリーブドレスをまとって、いつも以上にロマンティックな雰囲気に。ドレスはデンマークブランド「ロテート」からピック。
小花柄ドレスで可憐に装って
こちらも“オーシャン・カンファレンス”に出席した日のショット。この日選んだのは、「ザディグ エ ヴォルテール」の小花柄パフスリーブドレス。足元はウェッジソールサンダルで軽やかに。
「H&M」でゴージャスにドレスアップ
2022年6月、訪問先のオランダでガラ・ディナーに出席したヴィクトリア皇太子。艶やかなグリーンのドレスはなんと「H&M」のもの。自国が誇るファストファッションブランドのドレスをとびきりゴージャスに着こなした。
お仕事モードな洗練ワントーンコーデ
こちらもオランダ訪問時のショット。大学を訪れたこの日は、ベージュカラーのセットアップでコンサバティブな装いに。インナーや小物も同系色で揃えることで、洗練されたワントーンコーデに仕上げた。
キュートな民族衣装スタイル姿を発見
2022年6月、ナショナル・デーの日のセレモニーにて。民族衣装がチャーミング!
目を引くカラーのセットアップも上品に着こなして
2022年5月にヨーテボリ駅でキャッチされたこの日は、赤いチェック柄のセットアップで登場。ベーシックカラーからこんなキャッチィなカラーリングまで、妃のセットアップルックはバリエーションも豊富。
プリンセスはロイヤルブルーがお似合い
2022年3月、ストックホルム市役所で開催されたセミナーに出席。この日選んだセットアップは、スウェーデンブランド「ロデビエ」のもの。ロイヤルブルー、真っ白なボウタイブラウスと、プリンセスらしい気品あるチョイス。
「H&M」のスカートでおしゃれ上手をアピール
2022年3月、学生連合の100周年記念セレモニーに出席。たっぷりとしたピンクのマキシスカートは「H&M」。しなやかなワンショルダートップスを合わせて、モダンなドレスルックへと昇華させるセンスはさすが。
通勤でも真似したい大人の冬コーデ
見るからに上質さが漂うエクリュカラーのノーカラーコートは、ストックホルムブランド「トーテム」のもの。中はブラックでクールにまとめつつ、ステートメントなネックレスでポイントを置いた着こなしは、オフィスルックの参考にもなりそう。2021年12月、パリ公式訪問時にキャッチされたショット。
ファッションの都、パリでモードなルックを満喫!
こちらもパリ滞在中のショット。この日は、スパンコールで大きなドット柄を描いたセットアップをまとって登場。難易度高めなアイテムをモードに着こなして、パリの街に負けないおしゃれオーラを放って。
モノトーンで作るモードなオケージョンルック
2021年9月、スウェーデン議会の開会式に出席。この日は、ノーカラーコート×黒ドレスのオケージョンコーデを披露。シーンにふさわしい、凛とした空気を醸していた。
“ロマンティック”は足元で引き締めて
2021年9月、ストックホルム大学での会議に出席したヴィクトリア皇太子妃。この日、選んだのは、ダイヤ模様がリズミカルに並ぶロマンティックなワンピース。バーガンディ色のパンプスでシックに引き締めて着こなして正解。
秋の好印象なセットアップスタイル
2021年9月、ダニエル王子と共にキャッチされたこの日は、セットアップでお仕事モードに。水色×ブラウンという絶妙なカラーリングがシックかつ爽やかなムードを引き寄せていた。