名作を生み出したデザイナーたちとともに、“ドリーム・ファクトリー”の100年を振り返る!
1921年にイタリアのオメーニャで金属製品の工房としてスタートした「アレッシィ」は、時代を代表する建築家やデザイナーたちと手を組み、名作を生み出してきた。ユニークで洗練されたプロダクトによって人々の夢を叶えてきた“ドリーム・ファクトリー”の創業100周年を記念して、アイコニックなアイテム100点を一気にご紹介! 誰もが一度は目にしたことのある“アンナG”シリーズや“マジックバニー”から隠れた名品まで、時代を超えて愛される「アレッシィ」の魅力にひたろう。
ヨーゼフ・ホフマン(1870–1956)はチェコのピルニッツ生まれの建築家。1903年にデザイナーのコロマン・モーザーとともにウィーン工房を設立、総合芸術を目指した。シンプルな幾何学的要素を取り入れたデザインが特徴的。ストックレー邸などの設計で知られる。
幾何学的な模様で知られるウィーン工房の技術を生かしたカトラリーシリーズ。1906年にホフマンが手がけたデザインを「アレッシィ」が素材を変えて再現した。
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マイケル・グレイブス(1934–2015)はアメリカ、インディアナポリスに生まれ、1962年からプリンストン大学で建築を教えた。ポストモダン建築を代表する建築家のひとりで、ポートランド・ビル等を手がける。
世界で最も売れている「アレッシィ」プロダクトのひとつで、1985年の発売以来のロングセラー。ケトルの口元に小鳥のホイッスルがついているのが特徴で、お湯が沸騰すると鳴き知らせてくれる。
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1985年に発売された“バードケトル9093”の成功を受けてデザインされた、ティーディフューザー(茶こし)。トップにあしらわれた小鳥の形をしたつまみが愛らしい。
伝統的なオイル差しの形に、カラフルなポリアミド樹脂を使ったフタやハンドルを組み合わせ、個性的な仕上がりに。
父親のジョバンニによって設立された金属工房で、幼い頃から働いていたカルロ・アレッシィ(1916–2009)は、1930年代半ばから40年代半ば、彼は「アレッシィ」の“オッタゴナーレ”や“ボンベ”シリーズを含む多くのプロダクトをデザイン。1950年代には取締役社長に就任し、多彩なデザイナーたちとともに数々の名作を世に送り出した。
“オッタゴナーレ”シリーズのコーヒーポット。ハンドルまで少し角ばったデザインがポイント。ミラー仕上げのステンレスの輝きをハンドルのブラックが引き締める。
1945年にデザインされた“ボンベ”シリーズのコーヒーポット。銀メッキをほどこした本体と木製のフタとハンドルのバランスが秀逸。
エットレ・ソットサス(1917–2007)は、オーストリアのインスブルックに生まれた。第二次世界大戦前後の厳格な機能主義から離れて、建築とデザインの革命を導き、1981年には多国籍のデザイナー集団、メンフィスを結成。その鮮やかで刺激的なデザインは反響を呼び、今でも多くのデザイナーたちに影響を与えている。
1979年に発表されたアイスバスケット。映画のワンシーンを想像させるような、シンプルながら洗練されたデザイン。カクテル用のアイスを入れておうちバーを楽しもう。
ボトル2本を同時に冷やすことができるワインクーラー。同じくソットサスがデザインしたアイスバスケットと一緒に使ってみてはいかが?
ホテルやレストランでも使用できる本格的なモデル。ワインクーラーをここに設置すれば、テーブルを有効活用できるだけでなく、ワインを楽しむ空間をより特別に演出できる。
カクテルをミキシンググラスから注ぎ出すとき、氷などを受けてこすためのアイテム。シンプルながらスタイリッシュなカクテルセットを揃えたい。
1987年に登場した、“ヌオヴォ”コレクション。当時のファッションを思わせる、海の岩のようになめらかで柔らかい丸みが特徴。コンパッソ・ドーロ賞に選出。
「アレッシィ」には珍しい、木製プロダクト。オリーブの木を素材とし、イタリアピエモンテ州北部のストローナ渓谷がルーツの伝統的な加工方法によりつくられた。
1989年以降に発表された“トゥエルジ”コレクションが復刻。“ソルト&ペッパーグラインダー”は、ソットサスらしい遊び心あふれる形状と色使いが魅力。
“トゥエルジ”コレクションから、コンテナー。ピンクやレッドに彩られたビーチウッド製のフタがキッチンのアクセントに。
鮮やかな色合いや重なり合うフォルムがユーモラスな雰囲気を醸し出す、オブジェのようなワインオープナー。
ソットサスが「アレッシィ」のためにデザインしたなかでも、もっとも重要なプロダクトのひとつである“センターピース”。素材には、バーチ材を採用。
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