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20代半ばで、すでに英米のアカデミー賞に5度もノミネートされている、実力派アイルランド人俳優シアーシャ・ローナン。
彼女が4月12日で28歳を迎えるのを記念して、そのまばゆい魅力をたっぷり堪能できる出演作をご紹介。エレガントに成長し、同世代をリードする存在になってゆく姿を、とくとご覧あれ！
『つぐない』（2007）
1935年、戦火が忍び寄るイギリス。良家の長女セシーリア（キーラ・ナイトレイ）は、使用人の息子ロビー（ジェームズ・マカヴォイ）と身分の差を超えて愛し合っている。だが2人は、多感な妹ブライオニー（シアーシャ）のついた嘘によって引き裂かれることに――。
シアーシャはわずか13歳にして、英米のアカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされ、ここから大きく羽ばたいてゆく。
『ビザンチウム』（2013）
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』（1994）のニール・ジョーダン監督が再び挑んだヴァンパイアもの。
ヴァンパイアの少女エレノア（シアーシャ）は、同じくヴァンパイアのクララ（ジェマ・アータートン）とともに、街から街へと渡り歩きながら生きていた。
海辺のさびれた保養地に佇むゲストハウス「ビザンチウム」に身を寄せたエレノアは、余命わずかの青年フランク（ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ）と出会い、恋に落ちてしまう。
![映画『わたしは生きていける』予告編 [2014.8.30（土）全国公開] thumnail](https://img.youtube.com/vi/GRLQ0nt6uL8/maxresdefault.jpg "映画『わたしは生きていける』予告編 [2014.8.30（土）全国公開] thumnail")
『かもめ』（2018）
ロシアの文豪アントン・チェーホフの4大戯曲のひとつを映画化した時代劇。
1904年、兄が病で倒れたことを知ったベテラン女優のイリーナ（アネット・ベニング）は、恋人を連れて兄の屋敷へ向かう。そこにはイリーナの息子で作家志望のコンスタンチン（ビリー・ハウル）がおり、その恋人で女優を目指すニーナ（シアーシャ）を主演に据えたコンスタンチン作の芝居が催されるが……。
シアーシャとビリーの再共演にも注目。
『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』（2019）
ルイーザ・メイ・オルコットによる大ベストセラー『若草物語』を、長年企画を温めてきたグレタ・ガーウィグ監督がはれて映画化。シアーシャ演じる4人姉妹の次女ジョーの視点から、自分らしく生きることやシスターフッドの美しさをみずみずしく描いた。
メリル・ストリープやエマ・ワトソン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、ローラ・ダーン、ルイ・ガレルら実に豪華なキャストが集結した大ヒット作。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』（2021）
ウェス・アンダーソン監督の記念すべき10作目は、活字文化とフレンチカルチャーへのラブレター。
フランスの架空の街にある、さまざまなトピックを扱う人気誌『フレンチ・ディスパッチ』の編集部。ある日編集長が急死し、遺言により廃刊が決まってしまう。残された編集部員たちは、追悼号にして最終号を立派なものに仕上げようと奔走する――。
シアーシャは短い間ながら、妖艶なショーガール役で出演。こだわりが詰まった豪華な紙芝居のような映像美にシビれてみて。
