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ヘンリー王子、新聞社との名誉毀損裁判で不利な決定を下される

今年ロイヤルとして130年ぶりに裁判で証言したヘンリー王子。来年も証言台に立つことになりそう。

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prince harry attends high court hearing in privacy lawsuit
Karwai Tang//Getty Images

英国王室離脱後、警察による警護が受けられなくなったのは「違法で不公平」だとして英国政府を訴えているヘンリー王子。この警護問題の報道に関してイギリスの新聞社とも争っているが、裁判に持ち込まれることが明らかになった。新聞「サンデータイムズ」などが報じている。

members of the royal family attend events to mark the centenary of the raf
Max Mumby/Indigo//Getty Images

問題となっているのは新聞「メール・オン・サンデー」が2022年2月に掲載した記事。王子は「私費を払うから王室離脱後も警察による警護をつけてほしい」と申し出たのは、2020年1月にサンドリンガムハウスでエリザベス女王とチャールズ国王、ウィリアム皇太子と王室離脱について話し合った会議だったと主張している。しかし同紙はこれを嘘だと報道。「英国王室が王子に警察の警護をつけないと決定し、王子がそれを訴えた後に提案した。警察の決定前には申し出ていない」と記事で主張した。

queen elizabeth ii platinum jubilee 2022 national service of thanksgiving
Max Mumby/Indigo//Getty Images

王子側は政府の決定に不服を申し立てる前に「政府は私費を支払うという王子の申し出を拒否した」と声明を出しているが、同紙は「これも嘘」と報じていた。王子はこの記事を名誉毀損だと主張していた。しかし同紙を出しているアソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッド(ANL)はこれに反論。王子の主張に異議を唱えていた。王子はこの異議を却下させようとしていた。

prince harry attends high court hearing in privacy lawsuit day two
Dan Kitwood//Getty Images

しかし裁判所は王子の要求を退け、ANL側の抗弁を認めた。つまり裁判で争うことを決定した。判事は「ヘンリー王子には彼の本当の立場について大衆を誤解させ、混乱させようとした責任がある」と説明している。裁判は2024年に行われる見込み。今年王子はタブロイド紙「デイリーミラー」などとの裁判に出廷、ロイヤルとして約130年ぶりに証言したが、この裁判でも証言台に立つと見られている。来年も訴訟に忙しい1年になりそう。

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their majesties king charles iii and queen camilla coronation day
WPA Pool//Getty Images

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