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Paul Morigi//Getty Images
イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)、ドナルド・トランプ(Donald Trump)

現地時間3月30日(木)に、以前性的関係を持っていた元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズに対し、2016年の大統領選挙期間中に口止め料を支払いそれを隠蔽したとして起訴されたドナルド・トランプ前大統領。愛娘で、前大統領の補佐官を務めていたイヴァンカ・トランプがコメントを発表した。インスタグラムのストーリーに「私は父を愛しています。国を愛しています。今日私はその両方を思い、痛みを感じています。政治的な立場を超えた支持と懸念の声に感謝しています」と綴った。メラニア・トランプ前大統領夫人は沈黙を守っている。

一方ストーミー・ダニエルズもコメントを発表。彼女は口止め料疑惑が初めて報じられた2018年の時点で金を受け取ったことを認め、前大統領と2006年に性的関係を持ったことを暴露している。起訴が報じられた直後に新聞「サンデータイムズ」のインタビューに答えたダニエルズは「トランプはもう手出しできない存在ではない」「権力を持っていても法律から逃れることはできない。どのような仕事をしていても銀行口座にどんなに金があっても言動には責任が伴い、正義は果たされる」「彼はもっと悪いことをしてきた。もっと早く取り押さえられるべきだった」とコメントした。

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ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)

ダニエルズは口止め料や性的関係のことを暴露して以来、前大統領の支持者から「さまざまな脅しを受けてきた」「金目当ての女、アバズレ、売春婦、嘘つきなどあらゆる言葉で呼ばれてきた」と話す。しかし起訴が決まってからの嫌がらせは「それよりもずっと暴力的で生々しい」。SNSやメール、電話で殺害予告が届くと語っている。「国はより分断され、人々は絶望的になっている。私は前大統領も政府も恐れていない。でも自分たちが神のために仕事をしている、民主主義を守っていると考える狂信的な支持者が1人いれば十分だ」。そういった人々が言葉を行動に移す可能性に恐怖を感じると明かした。

裁判で前大統領と対面する可能性もあるがダニエルズ曰く「それほど怖くはない。私は彼の裸を見たことがある。服を着ている方が怖いなんてことはあり得ない」。法廷でどのような闘いが繰り広げられるのか注目が集まっている。