portrait of raquel welch
Herbert Dorfman//Getty Images
ラクエル・ウェルチ(Raquel Welch)

1960年代から70年代にかけて人気を集めた俳優のラクエル・ウェルチが亡くなった。82歳だった。家族がニュースサイト「TMZ」に明かした。同サイトや雑誌『ピープル』によると短い闘病生活の後、現地時間2月14日(水)の朝安らかに息を引き取ったという。死因などの詳細は明かされていない。

1940年にシカゴで生まれたラクエル。舞台俳優や天気予報のキャスターを経験した後、最初の夫と離婚。2人の子どもと一緒にダラスに移り、生計を立てるためにバーのウェイトレスをしながら百貨店「ニーマン・マーカス」のモデルに。その後ロサンゼルスに引っ越し、テレビドラマやスクリーンで端役を務めた後、1966年の映画『ミクロの決死圏』に出演し名前を知られるように。同年に出演した『恐竜100万年』では、セリフは少ないものの大胆なビキニ姿で原始人を演じて大ブレイク。一躍ハリウッドのセックスシンボルになった。

raquel welch in 'one million years bc'
Archive Photos//Getty Images
『恐竜100万年』

1973年には映画『三銃士』でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)を受賞、俳優としても高い評価を得ていた。2001年にはリース・ウィザースプーンの大ヒット映画『キューティ・ブロンド』に出演。劇中の裁判に登場する被害者の元妻、ウィンダム・ヴァンダーマーク前夫人を演じた。

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Donato Sardella//Getty Images
ラクエル・ウェルチ(Raquel Welch)

1995年、雑誌『エンパイア』は彼女を「映画史の中でも最もセクシーなスター100人」の1人に選出した。また雑誌アメリカ版『プレイボーイ』も「20世紀の最もセクシーなスター100人」の3位に選んでいる。グラマラスな魅力で世界を虜にしたラクエル。安らかな眠りを祈りたい。