不安がつきないこんな時代こそ、もっとポジティブに自分らしく生きる方法を見い出したい。そこで、リスナーたちの相談に応えるポッドキャスト「叶姉妹のファビュラスワールド」も大評判の叶姉妹にラブコール! 読者から寄せられたお悩みに回答してもらったほか、自分を好きになるためのヒントも公開。


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  1. 叶姉妹が考える、 自分を好きになる方法とは?
  2. 【お悩み相談1】「今のこの状況が不安で、さらに先のことを考えると、もっと不安で生きづらさを感じてしまいます」
  3. 【お悩み相談2】「お金に執着することは悪いことですか?」
  4. 【お悩み相談3】「自分に似合うファッションがわかりません。好きな服を着ても大丈夫なのでしょうか?」
  5. 【お悩み相談4】「5年付き合って同棲していた彼にふられました。毎日泣いて忘れられる気がしません。どうすれば彼のことを忘れられますか?」
叶姉妹のファビュラスワールド
NAOTO OKAWA

叶姉妹が考える、 自分を好きになる方法とは?

ーー世の中には、自己肯定感の低さに悩む人や、自分に自信を持てない人がたくさんいます。自分を好きになるにはどうしたらいいと思いますか?

叶恭子:わたくし達にとって、自分自身を慈しみ、愛することは人生のすべての基本です。20年以上前に出版したビューティーブックのなかにも "あなたはI LOVE MEをしていますか?" と書いてあります。ですので、わたくしにとっては以前から当たり前のことなのです。わたくしは自分を愛し、作品として自分自身を楽しんでいる。『趣味は?』と聞かれたときにはいつも、"わたくし自身です"とお答えしております。わたくしにしてみれば、むしろなぜ、ご自身のことを好きになれないのかと思います。まずはご自身をよく知り、ご自身を慈しむことから始めてみてはいかがでしょう。そして、なぜご自身を好きになれないのか、そのポイントはどこなのかをノートに書くなどしてご自身と対話をし、フワっと浮いた部分を地固めしてみると、案外知らなかったご自身が見えてきてポジティブな変化が生まれるかもしれないですね。

叶美香:姉がいつも言っておりますように、ご自身をよく知ることはいろいろな面でとても大切なことだと思います。よく知り慈しみ、「自分にこうしてあげなきゃいけなかったんだ」ということに気がつくだけでも、ご自分に優しくなれるのではないでしょうか。

それからよくあるのが、知らず知らず自分と他人を比べてしまっているケース。人と自分を比べてストレスを溜めてしまう人はとても多いのではないでしょうか。ポッドキャストの「叶姉妹のファビュラスワールド」でも、姉(恭子)がよく申していますが、自分と第三者を比べることはまったく意味のないことと思うのです。だいたい、その"第三者"は本当に幸せなのでしょうか? 本当はたくさん泣いているかもしれないですし、陰でものすごく努力をしているかもしれません。他者のことは、環境や価値観などよくわからないことだらけなはずで、表面的にしか知らない場合がほとんどでしょう。つまり本来は比べようがないにも関わらず、他者のある一面だけを見て、羨ましく感じてしまうことが多い気がいたします。

恭子:あとこれは、わたくしたちの場合の話ですが、すべてのことは“自由”から始まっています。自分が好きなことを選び、生きていく自由です。ただ、自由には覚悟が必要ですし、リスクもあります。決してほったらかしの自由ではなく、わたくしたちが使う自由と言う言葉の中には、わたくしたちなりの方程式があるのです。

叶恭子
NAOTO OKAWA

【お悩み相談1】「今のこの状況が不安で、さらに先のことを考えると、もっと不安で生きづらさを感じてしまいます」

不安は自分の中で煮詰めてしまうもの。今を一生懸命生きることに集中してみては?

美香:今は今のことだけを考えたらいかがでしょう? いわゆる“今を生きる”ということですね。

恭子:いくら練りに練った将来の計画を立てたところで、いつ何があるかはわかりませんよね。わたくしは毎晩、「朝起きたとき、もう地球はないかもしれない」と思って寝るのですがそれは、わたくしにとってとても心地のよいものなのです。

美香:ネガティブな考えというのは、ご自身がふつふつと作り出していくもの。煮込んで煮込んで、挙げ句の果てには煮詰めて焦がしてしまうくらいまで、ご自身が大きくしてしまうものだと姉はよく申しております。

恭子:わたくしには不安という考えがありません。それはなぜか、美香さんという存在があるからだと思っております。人様それぞれ、さまざまな不安がおありだとたくさんお聞きしますが、不安なことを考えていくとキリがないですよね。不安はご自身が作ってしまうものですが、幸せもまた、ご自身の中にあるものなのですよ。結局は自分のメンタリティの問題ですから。そして一瞬、一瞬の人生の選択を丁寧にしていくと、何が起こっても自分自身に後悔がないはずなのです。皆さんよく「あの時こうしておけばよかった」とかタラレバ的な後悔をされますが、今に集中して一生懸命生きていると、そんなふうに思わないかもしれません。これはあくまでも、わたくしたちの見解ですけれど。

美香:もちろん、私たちも将来のことを考えていないわけではありません。先のことも考えながら、必要最低限の安全対策は行いながら、今を大事に生きております。

【お悩み相談2】「お金に執着することは悪いことですか?」

まったく悪いことではありませんが、過剰な執着にはご用心!

恭子:ぜんぜん悪くはないのじゃないでしょうか? ただ、執着の仕方と内容によるかもしれません。執着の度数というか。

美香:どのような執着なのかにもよるかもしれませんね。

恭子:執着の度合いを測るのは難しいですが、度が過ぎると、その方の人生すらも変わってしまう可能性がありますよね。ちなみにわたくしは、お金はあればあるほどいいとは思いますけれど、自分の中ではまったく執着していませんし、物欲もないんですよ(そう言うと、多くの皆さんは笑われるんですが)。ではなぜ、わたくしには執着心がないと言えるのでしょうか? 自己分析してみたところ、きっと満たされているからだと思います。人は満たされていれば、何かに過剰に執着することはないのではないでしょうか。

美香:もちろん、これは私たちの見解で、すべてのケースに当てはまるわけではないとも思うのですが!

叶美香
NAOTO OKAWA

【お悩み相談3】「自分に似合うファッションがわかりません。好きな服を着ても大丈夫なのでしょうか?」

自分ファーストで自由にマナーをもって楽しめばよろしいのでは

恭子:「大丈夫」とはどういうことなのでしょうか? ご自身が心地よいスタイリングをされるのがよろしいと思いますよ。「世間の目を気にして、思うようにファッションを楽しめない方も多くいらっしゃる」とお聞きしましたが、人生は短いのです。ご自身の人生を楽しく生きることになぜ他人の目を気にするのでしょうか? どんな方たちかもわからないような人の目を気にして、自分が着たい服を着ないというのは、とてもナンセンスなことではないですか? もちろん、最低限のマナーを守ってですが。なぜ、自分ファーストではないのでしょうか?

美香:姉はいつも「お洋服は添え物で主体はあなたなんですよ」と、私に言うんです。実は私は、既成概念に囚われがちなタイプで、自分で服を選ぶとコンサバティブな感じになってしまうのですが、姉が選んでくれるものは最初は抵抗があるものの、着てみるといつも新しい発見がありワクワクして楽しいです。シースルーのドレスやお尻が少し出てしまうくらいのマイクロショートなど、はじめは「えー、こんなの着られませんよ!」ということが多いのですが(笑)、後になってみると、それが世界的なトレンドになっていたり、自分の観念にとらわれずトライするのはいいことだなと実感できる場合がとても多いのです。

恭子:今日の美香さんのお洋服もとっても素敵でしょ? でも、わたくしがすすめたら「え? これを着るんですか?」って(笑)。なんだかちょっと自分では似合わないと思っていたみたいなんですが、撮影現場に来て "わー! 美香さんだからこそ着こなせる。大胆ですごくステキです!"と、皆さんに褒めていただいて、今では本人も似合っていると思っているんじゃないですか(笑)。ファッションは自由ですから、もちろん自分の先入観で何色が似合わないとか決めてしまってもいいですし、そうでなくてもいいと思います。ただ、ファッションでも発見ができて、それが良ければ、自分の中の進化につながりますよね。わたくし自身はどなたがどんなことを言おうと、自分の好きなものが好きです。いつでも自分が愛する美しくアメージングなものたちに囲まれて生きるのが、わたくしにとっての至福なのです。

【お悩み相談4】「5年付き合って同棲していた彼にふられました。毎日泣いて忘れられる気がしません。どうすれば彼のことを忘れられますか?」

涙が枯れるまで泣いたら、新しい彼をご自身で選んでみては?

恭子:5年は女性にとって長い時間。ましてや同棲をしていて過ごした思い出は、そうスパッと忘れるのは簡単ではないのでしょう。もう、納得いくまで泣いて、別に我慢して止める必要はないと思いますよ。もし、同棲をしていた場所に今もあなたがいるならば、そしてできるのならば、少しの間だけでも他の場所で過ごしたほうが気分も変わり、心も変わるきっかけになるかもしれません。

美香:でも泣くことにも体力が必要ですし、ずっと泣いていると、眼輪筋が緩んでお顔も不幸になってしまいます。それはよくないですよね。

恭子:わたくしは常々思うのですが、日本の女性は、男性に気を使い過ぎているんじゃないでしょうか。多くの女性にとっては相手に選ばれることが大事のようですが、つまりそれは女性が男性よりも格下だと考えているとすら感じます。なぜ、選ばれようとするばかりで、ご自身で選ばないんですかとわたくしはいつも思うのです。

美香:姉はよく言うんですが、毎日、新たに男性は生まれて来ておりますよね。最近は猫にしてもハイブリッドで、まるでハイヒールを履いているように足先だけで歩くタイプもいるくらいで、ハイブリッドな男性も出てきているはずですから、別れた方に執着するよりも、新しい男性を見つけることのほうが大切ではないでしょうか。

恭子:そうそう、うちのベンガルキャットのファビラスくんは、爪先立ちで優雅に歩くんですよ! パートナーも新しい人を見つけたら、前の彼は果たしてそんなにいい男性だったのかしらと思うはずです。

美香:失恋くらいであんなに泣いていたんだと思うときがくるでしょうし、そうなったときは、人としてまた成長されているはずですよね。

恭子:そうです。なんであんな人を好きだったんだろうと言える日がきたら、それが進化なんですよ。

photo:NAOTO OKAWA text:CHIHIRO HORIE


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