ファイターズ
2024/02/14 16:00

《新コーチに聞く》~稲葉篤紀2軍監督【2024ファイターズ新コーチインタビュー】

 道新スポーツデジタルでは、日本ハムの沖縄春季キャンプに合わせて「新コーチに聞く」を不定期連載する。2024年に就任したコーチングスタッフを紹介。大切にしている言葉や信念、影響を受けた指導者、キャンプ中の失敗談、オススメの息抜きなど、いくつかのテーマに沿って答えてもらった。第3回は現役最終年以来10年ぶりにユニホームを着る稲葉篤紀2軍監督(51)が登場する。


「ワクワクしていますよ。すごく新鮮です。ファイターズのユニホームは選手時代以来ですし、また新たなチャレンジ。そういう意味でワクワクしています」


「選手は個々で能力も違いますけど、侍ジャパンに入るような選手を育てたい。もっと上なら、メジャーで戦える選手を育てたい。大きな目標としてありますけど、まずはファイターズのレギュラーとして、長く選手生活ができるようにと思っています。今年の2軍の方針は『一を大事に』。一球、その一瞬を全力で。そこにつながっていく。全力でやっている選手は、誰かに助けてもらえる。人から見て好感を持てる選手になれば、誰かが必ず助けてくれるでしょうし、人間性も含めて、そういう選手になってほしい。良い子ちゃんになれというわけではないけど、みんなから愛される、応援してもらえる選手を目指してほしい」


「人のまねじゃなくて、自分流でいいかなと思います。だから、人のことは気にしないようにしています。監督が特別えらいわけではない。でもリーダーとして、選手のためにやっていきたい。選手が、このリーダーの下でやっていて、こういうことが勉強になったなとか、こういうふうに育ててもらったなとか、そうやって思ってくれたらいい」


「僕の今年のテーマが『我慢』なんですよ。言いたくても我慢する、教えたくても我慢する。ファームはまだ育成段階なので、試合中もいろいろ、我慢しないといけないことがあると思う。コーチには、もっとこの選手をこうしたらどうかとか、そういう話はしますけど。バッティングは僕の専門なので、いろいろアドバイスはするかもしれないですけど、選手との距離感を大事にする。コーチに任せて、コーチに責任を持ってやってもらう。今年は我慢です」

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