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コラム
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不動産の「買取」と「仲介」の違い、
メリットやデメリットとは?

「自宅を売却したい」と考えたとき、その不動産を売る方法として一般的なのは、不動産会社に直接「買取」してもらう方法と、不動産会社に「仲介」を依頼する方法です。今回は、この「買取」と「仲介」の違いやメリット、デメリットについて詳しく解説します。

POINT 01 「買取」と「仲介」の違い

まずは「買取」と「仲介」、それぞれの違いについて比較しながら見ていきましょう。

「買取」とは、不動産会社が直接不動産を買い取る方法です。買取と仲介では、「不動産を売る相手」(=買主)が異なります。

一方、「仲介」とは、不動産会社が売主と買主の間に立ち、「仲介役」となって不動産を取引する方法です。仲介と買取では「買主」が異なるだけでなく、不動産会社が「仲介役」となって販売活動を行う点も異なります。

POINT 02 不動産「買取」のメリット・デメリットとは

次に、不動産を直接不動産会社が買い取る「買取」のメリットとデメリットをご説明します。

買取のメリット

■買取のメリット①仲介と比べて売却期間が短い

買取は不動産業者が買取査定価格を算出し、売主がその価格に応じれば契約し、決済後に引き渡しをして完了となります。

■買取のメリット②売却価格がすぐ決まるため、住み替えの資金計画が立てやすい

数日から数週間で契約が成立することが多く、早期で売却価格が確定するため、次の住宅を購入するための資金を把握することができます。

■買取のメリット③内覧対応が不要

不動産会社が家や室内を確認するだけであり、家の中を内覧に適した状態に整えたり、スケジュールを調整したりする手間が不要です。何よりも、買主候補の方々に家の中を見られることがなくなります。

■買取のメリット④広告に掲載されないため、近所に知られず売却できる

チラシやウェブサイトに掲載されないため、誰にも知られずに売却までを完了できます。

■買取のメリット⑤契約の確実性

買取は不動産会社による確実な買取であるため、その後、売買契約が解除される可能性は一般的にはありません。

■買取のメリット⑥契約不適合責任(旧「瑕疵担保責任」)は原則不要

一般的に、買取では「売却したものが契約内容と異なる場合、売主が債務不履行の責任を負わなければならない」といった内容の責任が免責されます。不動産会社に売却後、何かの不具合が発覚しても、その回復のための費用を支払う責任がありません。

■買取のメリット⑦リフォームなどが不要

買取後に不動産会社がリフォームやメンテナンス、クリーニングを行うことが前提である場合が多く、売主が行う必要がありません。

■買取のメリット⑧売主の都合に合ったスケジュール

不動産会社が売主の都合に合わせて契約を進めるため、遠方への引っ越しなどで期間が限定されていても対応してもらえます。

■買取のメリット⑨築古の物件でも売却しやすい

築古の物件はやはり売れにくい傾向があるものの、不動産会社によっては古い家を中心に買取をしている場合もあります。

■買取のメリット⑩仲介手数料がかからない

買取であるため仲介がなく、当然ながら仲介手数料はかかりません。

買取のデメリット

■買取のデメリット①売却価格が低い

買主である不動産会社は、購入した不動産にリノベーションなどの付加価値をつけた上で、自社の利益が出るように販売する仕組みのため、買取価格は相場価格の6割から8割程度になることもあります。価格重視の買取の場合はよく検討するようにしましょう。

■買取のデメリット②不動産によっては買取ができない場合もある

建物が破損していたり、室内の使用状況がよくない場合でも、買取可能なケースがほとんどですが、老朽化が著しく活用が難しい場合や、再建築が不可能な不動産の場合は、買取ができないこともあります。

POINT 03 不動産「仲介」のメリット・デメリットとは

次に仲介のメリットとデメリットを見ていきましょう。

仲介のメリット

■仲介のメリット①買取よりも高価格で売却できる可能性がある

仲介のメリットは、買取と比べて売却価格が高くなる可能性があるということです。不動産会社に支払うのは不動産会社への仲介手数料のみであり、不動産が高く売れるタイミングを見極めて売ることもできるため、高価格で契約が成立する可能性があります。仲介の不動産会社が広告活動を行ってくれるので、広範囲に、より高値で買ってくれる人と出会うチャンスが増えるでしょう。また、仲介の不動産会社に売却を依頼する場合は、媒介契約を結ぶ必要があり、媒介契約には、「専属専任媒介契約」、「専任媒介契約」、「一般媒介契約」の3種類があります。
それぞれメリットとデメリットがあります。詳しくは「不動産売却の媒介契約、専任媒介と一般媒介どっちがいいの?手数料はどれくらい?」のコラムをご覧ください。

■仲介のメリット②購入検討者のさまざまな意見を聞ける

内覧などを通じて購入検討者のさまざまな意見を取り入れ、より高値で売る工夫をすることもできます。

仲介のデメリット

■仲介のデメリット①短期間では売却が難しい

売却までに、買主探しや買主が住宅ローンを組むための審査、契約など、さまざまな手続きを経る必要があります。短期間で売却できる場合もありますが、買取ほどのスピーディーさはありません。

■仲介のデメリット②契約不適合責任(旧「瑕疵担保責任」)が免責されない

不動産会社の買取では免責されることがありますが、仲介の場合は売主が契約不適合責任を負うことになります。

■仲介のデメリット③内覧に対応する手間や時間がかかる

購入希望者に対して内覧をする必要があるため、その準備やスケジュール調整、当日の対応などを行う必要があります。

■仲介のデメリット④周りに知られずに売却するのは難しい

広告活動を行って買主を探すため、周囲に知られないままの売却は難しいと考えられます。

■仲介のデメリット⑤仲介手数料がかかる

不動産会社の仲介業務に対する報酬として、仲介手数料の支払いが発生します。

まとめ

不動産の売却方法には不動産会社に直接買取を行ってもらう「買取」と、不動産会社に依頼して買主を探してもらう「仲介」の2種類があります。
買取の場合、相場価格よりも2~4割ほど低くなるケースが多いですが、売却の相談を行ってから実際に買取が行われるまでの期間はそれほど長くなく、すぐに現金化できます。また、仲介は相場価格で売却できる可能性が高く、なるべく高い価格で売却したい方が多く選択される方法といえます。
とはいえ、親から相続してすぐに売らないといけない場合や、住み替えでいつまでに引っ越さないといけないとか、新居の購入資金をいつまでに用意しないといけないなど期限がある場合、価格だけを重視することは難しいといえます。状況に合わせて適切に判断することが大切です。どのような方法で売却するとしても不動産会社の選び方が重要です。
また、住宅ローンが残っている場合にも住宅の売却は可能です。売却による資金で返済する場合には、「住宅ローン残高より売却価格が高いか同額」である必要があるため、住宅ローン残高がある状態での不動産売却は、売却価格が非常に重要になります。
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※掲載の情報は2022年3月現在のものです。内容は変わる場合がございますので、ご了承ください。

写真:Getty Images

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