有働由美子アナ「news zero」降板の真相 所属事務所退所の可能性を指摘する声も

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 日本テレビのニュース番組「news zero」(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)のMCでフリーアナウンサーの有働由美子氏(54)が、来年3月で降板する。その理由について諸説が流れているが、真相を浮き彫りにしたい。

背景にジャーナリスト志向

 有働氏と親交のある2人のマスコミ人は同じことを口にした。「(news zero)降板の理由は取材を今よりしたいから」。

 有働氏はNHK時代、同僚アナよりも記者たちと親しかったほどだった。アナと記者は採用枠が別なので、通常は近しくなることがまずない。だが、有働氏は同年代の記者らに「あの事件について詳しく教えてよ」とよく尋ねていた。記者が書いた原稿を読むだけでは満足しないアナだった。

 2018年3月末にアナとして27年勤務したNHKを退職した際には、マスコミ各社に宛てた挨拶文で、自分のことを「有働由美子というジャーナリスト」と称している。退職時点で自分の志向性を明確にしていたのだ。

 退職半年後の同年10月に「news zero」(当時は「NEWS ZERO」)のMCに就任した際には、「現場に出られる」とあちこちで喜びを語っていた。だが、実際に取材に出られたのは昨年8月の戦地・ウクライナなど僅か。平日は連日、スタジオがあり、しかも有働氏の負担は極めて重かったからだ。

所属事務所退所の可能性も

 国勢選挙時の開票特番「zero選挙」や平成から令和への改元特番(2019年4月30日)など大仕事を次々と任されたものの、原稿を読み、スタジオを回すだけの仕事。これではNHK時代と同じだから、本人はもどかしかっただろう。

 NHK時代の同僚は「所属事務所も辞めるのではないか」と指摘する。所属先はマツコ・デラックス(51)がいるナチュラルエイト。マツコに誘われて所属した。社長は敏腕として名高い大橋由佳氏で、くりぃむしちゅーも所属している。

 MCを続けるのなら申し分のない所属事務所だ。民放各局とのパイプが太い。しかし、元同僚によると「芸能事務所だから仕方がないが、NGの仕事もある。有働が自由に仕事を決められていない。こういった足枷があると、ジャーナリスト活動には圧倒的に不利」と指摘する。

 NHKを退職した5年半前、「(転身には)年齢的にギリギリ」と口にしていた。当時49歳。54歳となった今はその思いがより強いだろう。事実、今回の降板を発表した14日の放送では「次の新たなことにチャレンジする時は今しかないと考え、1年半前から(降板を)相談させていただいていた」と語った。本音に違いない。

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