阪神・前川 高卒3年目、自身初開幕スタメンへ“準備第一” 負傷森下不在の可能性で大役に意欲

 打撃練習する前川(撮影・山口登)
 打撃練習のためケージへ向かう前川(右)と中野(撮影・田中太一)
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 阪神・前川右京外野手(20)が21日、高卒3年目での自身初の開幕スタメンへ向けて“準備第一”の心構えを強調した。オープン戦で37打数11安打、打率.297。開幕まで残り3試合に向けて「別に今までと変わりなく、普通に準備して入るだけです」と強調した。

 22日のオリックス戦(京セラ)では、開幕投手が決定的な宮城が先発予定。リーグ屈指の左腕を攻略し、開幕スタメン抜てきのチャンスを広げたいところだが、「アピールとか別にないので、普通に準備して入るだけかなと思います」と冷静な姿勢は崩さない。

 打棒に磨きをかけるだけでなく、課題の守備力アップにも取り組み続けてきた。20日のソフトバンク戦(ペイペイ)では左翼で先発し、六回から右翼に回って両翼の守備をこなした。甲子園室内練習場での全体練習では筒井外野守備走塁コーチと送球を確認し、「ずっとマンツーマンでやらしてもらってるので、ちゃんと上達してうまくなるようにしたい」と胸に刻んだ。

 右足を負傷した森下の診断結果次第では、開幕スタメンに影響を及ぼす可能性もある。自身初の大役へ向けて、改めて意欲を確認された前川は、「そこは言うまでもないと思う」とキッパリ。力強いまなざしを「3・29」に向けた。

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