米良美一「恐怖感あった」先天性骨形成不全症の公表 希少疾患啓発イベントで葛藤明かす
ジブリ映画「もののけ姫」の主題歌で知られるカウンターテナー歌手の米良美一(51)が24日、都内で行われた希少疾患啓発イベント「希少疾患と社会、私たちが気づきあうヒント」に、フリーアナウンサーの小島奈津子(54)=同右=と参加した。
2万~3万人に1人とされる希少疾患「先天性骨形成不全症」を公表している米良。公表までにさまざまな葛藤があったといい、「宮崎駿監督からオファーをいただいて人前に出て歌わせていただく時に、特徴ある外見に声も変わっているので恐怖に感じる部分はありました。背が低いと『何か難病なんじゃないか』と言われたりするので、当時は20センチあるヒールの靴を特注で作って歌っていました」と告白した。
ありのままの自分を「30代全部の時間を使い」受け入れられたといい、「みんながそれぞれの悩みや不安を抱えながら生きているので、それをオープンにできる世の中になっていくことが大事。社会的弱者といわれる立場の人が弱いわけじゃない、みんな同じです」と訴えていた。