久野綾希子さん 夫にみとられ逝く 乳がん 71歳「キャッツ」劇団四季の看板女優

 久野綾希子さん=2017年2月撮影
 コンサート「I Love Musical」の製作発表会見に出席した久野綾希子さん(前列右から2人目)=2016年10月
2枚

 劇団四季出身で、日本を代表するミュージカル女優として活躍した久野綾希子(くの・あきこ、本名中川秀子=なかがわ・ひでこ)さんが、22日午後8時31分、乳がんのため東京都内の病院で死去していたことが23日、分かった。71歳。大阪府羽曳野市出身。葬儀は近親者のみで行う。喪主は夫中川博(なかがわ・ひろし)氏。

 72歳の誕生日を迎える2日前、久野さんが人生の舞台から去った。関係者によれば、数年前に乳がんを患ったが克服し、通常通り舞台に出演していた。今年に入って体調を崩し、乳がんで入院。ここ数日で体調が急変し、夫にみとられて最期を迎えたという。

 最後の舞台は昨年5~6月に主演した「アカシアの雨が降る時」。その後も8月にコンサートを行っていた。

 久野さんは帝塚山学院中・高等部を経て、愛知県立芸術大在学中の1972年、「アプローズ」のオーディションに合格し、劇団四季研究所に入所。大学時代はクラシック志望だった。卒業後に入団し、四季の主演女優として活躍した。

 1982年に日本で初演されたミュージカル「エビータ」でタイトルロールを演じ、ゴールデンアロー賞演劇賞を受賞。1983年には「キャッツ」の日本初演でグリザベラを演じ、850回にわたって出演した。

 他にも「コーラスライン」や「ジーザズ・クライスト・スーパースター」などの名作に出演し、ミュージカルスターの地位を確立したが、86年に退団。87年にはデイリースポーツのインタビューで、退団の理由を「一人でいろいろやってみたかったから。四季にいる限り一人のものはできない。辞めるか、やらないかしかない…2年ぐらい悩んでいました」と打ち明けている。

 退団後は舞台の他、テレビや映画でも活躍。映画「釣りバカ日誌6」(93年)でマドンナ役を演じた他、映画「トットチャンネル」(87年)、NHK大河ドラマ「元禄繚乱」(99年)などに出演した。CD発売やコンサートなど音楽活動にも意欲的に取り組んだ。

 近年の主な出演作に、ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー」(17年)、「Endless Shock」(18年)などがある。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス