歌手で俳優の清水健太郎（６６）が２３日、テレビ朝日系「ＴＶタックル豪華版！」に出演し、覚せい剤取締法違反で逮捕、起訴され、有罪判決を受けた三田佳子の次男・高橋祐也氏が再犯を繰り返すことについて、「大事なものがないのでは」と分析した。

　清水は「俺と同じあやまちを犯している」と自身と比べた。「大事なものを考えたらできませんでしょう。大事なものがないんじゃないですか。おれは大事なものを相当失った。いろんなものを失いましたよ」と薬物事件で６回逮捕されただけに、失った物も大きいことを述べた。それは、仲間の信頼だという。

　清水はとある俳優の名前を口にした。放送では「大物俳優」とのテロップが流れ、実際の名前は伏せられた。その俳優から、逮捕される前の日まで「健さん、なにもしてないでしょうね」と心配されていたという。

　清水が「おう、しとらんよ」と返答すると、俳優は「本当でしょうね」と念押し。レストランの中だったため、清水は「お前、人が聞いてるから」と制したという。

　清水は「その４日後にパクられた。出所して電話した。１０回くらいかけて出てきた」と振り返った。その俳優は「健さん、おれがどういう思いで電話でたか、分かりますか。おれは自分の目で見るまで健さんを信用しません。共演はしません」と決別を通告した。

　清水は「それだけ俺はうそをついて悲しい思いをさせた。これは事実」と自分自身に厳しい言葉を投げかけた。