ソチ五輪スノボ銅・平岡卓被告に有罪 飲酒運転で負傷事故

 追突事故を起こし、飲酒運転の発覚を免れるために負傷者を残して逃げたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)などの罪に問われた、2014年ソチ冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓被告(25)=奈良県御所市=に奈良地裁葛城支部(奥田哲也裁判官)は29日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 言い渡し後に「事件で多くの人を失望させた。競技経験で得たものを広く伝えるなど、あなたにしかできないことがある。国民の憧れ、ヒーローであり続けてほしい」と説諭。薄い青のシャツと黒のズボンに、マスク姿の被告は小さな声で「はい」と応じた。

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