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【お歳暮の基本マナー】いつまでに贈る? 贈る時期や金額、選び方。こだわり逸品で一年の感謝を伝えよう
お歳暮やお中元など、季節の節目にお世話になった方に贈りものをするという慣習。
そのなかでも「お歳暮」は、一年の終わりに感謝の気持ちを目にみえるかたちで表せる大切なものだとはわかりつつ、いつまでに送るのか、送る時期がわからずつい時期を逃してしまったり、いくらくらいの金額のものを誰に贈るべきなのか、選び方や熨斗のつけ方など、正しいマナーに迷ってしまったりするのではないでしょうか。
年の瀬も近づきました。今年もたくさんお世話になった仕事の取引先や上司、両親・親戚、習い事の先生などへ——お歳暮の基本マナーについておさらいして、贈る相手に喜ばれるお歳暮をみつけませんか。
忙しい師走の時期でもすぐにお歳暮が探せるよう、マナーとあわせてすぐに選べる厳選ギフトも最後にご紹介します。
目次
● いつまでに送るべき? お歳暮を贈る時期
− 関東と関西でちがう? お歳暮の発送目安
● そもそもお歳暮とは。誰に贈るもの? お歳暮の由来・起源
− お歳暮とお中元のちがい。お歳暮:冬、お中元:夏 で覚えておこう
● お歳暮にかける金額の目安は? 相場は3,000円~5,000円
● 誰に贈る? お歳暮を贈る相手や、贈る際の注意点
− 職業によってはNGなケースも
− お歳暮を贈りたい相手が喪中の場合は?
− 習い事の先生に贈る場合
● お歳暮の選び方や注意点と、喜ばれるポイント
− お歳暮の選び方
− お歳暮を選ぶときに気を付けたい品物(ハンカチやスリッパ、靴下など)
● お歳暮の贈り方。熨斗(のし)や送り状、ラッピング方法
− お歳暮の熨斗のかけ方
− お歳暮を郵送する場合は送り状をつけると◎
● お歳暮が届いたら? お歳暮をいただいた際のマナーやお返し、お礼について
● Creemaでみつけた、こだわりの厳選お歳暮ギフト
いつまでに送るべき? お歳暮を贈る時期
もともとお歳暮は、お正月の準備を始める「正月事始め」である12月13日〜20日ごろまでの間に贈るものとされていました。
だだし現在ではインターネット通販等でスムーズにお歳暮の用意ができるようになったこともあり、徐々に贈る時期の幅が広がっているのだそう。
大晦日に近づくと帰省や旅行で家を空けてしまう人も多いため、基本的には12月初旬~12月25日ごろまでに届くように手配するのが良いでしょう。
なお、お正月で食べるような生鮮食品を送る場合は、冷凍で届けたり、先方に都合を聞いたうえで、12月25日~31日ごろに届くようにするとベストです。
関東と関西でちがう? お歳暮の発送目安
基本的には12月初旬〜25日、場合によっては31日までに届けば問題ないお歳暮ですが、関東と関西ではお歳暮を送る時期の目安が異なるということも。
関東では、お歳暮は12月初旬~12月31日まで、関西では、正月事始めの12月13日~12月31日までとされているのだそう。
いまではお歳暮を贈る時期に関する厳密な慣習は薄れてきているので、基本的には12月中に届けば問題ないことが多いですが、参考までに覚えておくと良いかもしれません。
そもそもお歳暮とは。誰に贈るもの? お歳暮の由来・起源
お歳暮とは、その名の通り、年の暮れに1年間お世話になった相手に感謝を伝える品物を贈る慣習のこと。
その起源は室町時代にまでさかのぼり、年末に親元や近所の人にご先祖様や神様に捧げるお供えものを持っていく風習が始まりだったといわれています。
ご先祖様・神様へのお供えものだったお歳暮が、お世話になった人への贈りものへと変化しはじめたのは江戸時代のこと。当時の商人たちが、年末に贈りものを持って挨拶回りをしたことと組み合わさり、現在のお歳暮に近い形として一気に広がっていったそう。
現在では、離れて暮らす両親・親戚や仕事の取引先のみならず、日ごろの感謝を込めて友人に贈ることもあり、昔よりもカジュアルな贈りものとして馴染んでいるようです。
お歳暮とお中元のちがい。お歳暮:冬、お中元:夏 で覚えておこう
お歳暮は冬、一年の暮れに贈るもの。大してお中元は、上半期の感謝の気持ちを込めて夏に贈るものを指します。
お歳暮とお中元は両方贈るのが一般的ですが、必ずしもどちらも贈らないといけない、というわけではありません。もしどちらか一方を送る場合は、一年間の感謝の気持ちを込めて「お歳暮」を優先して贈るようにすると良いでしょう。
お歳暮にかける金額の目安は? 相場は3,000円~5,000円
一般的に、お歳暮の金額の目安は3,000円~5,000円といわれています。
普段から顔を合わせる友人や同居している家族には3,000円程度のものを。
離れて暮らす親族や仕事の取引先、会社関係には5,000円程度のものを贈ることが多いようです。
また、特にお世話になった目上の方や上司へのお歳暮は、10,000円くらいのお歳暮を贈ることも。
お中元とお歳暮を両方贈っている相手の場合、お歳暮には「来年もよろしくお願いします」という気持ちを込め、お中元よりも少しだけ高価なものを選ぶのが通例だそう。
ちなみに、「今年は特にお世話になったから」と、10,000円を超える少し高価なお歳暮を贈りたい場合には注意点があります。一度高価なものを贈ると、翌年以降のお歳暮で金額を下げづらくなるもの。
今年だけ特別にきちんとしたものを贈りたい! という場合は、お歳暮としてではなく「御礼」として、熨斗をかけて贈るのがおすすめです。
誰に贈る? お歳暮を贈る相手や、贈る際の注意点
基本的には目上の人に贈ることが多かったお歳暮ですが、現代では会社の上司や取引先、親戚のほか、いつもお世話になっている友人や離れて住んでいる家族に贈ることも一般的になっています。
結婚を機に、義理の両親に加えて、自分の両親にもお歳暮を贈ることも多いよう。面と向かって感謝を伝えづらい両親や家族にお歳暮を贈るというのもおすすめです。
職業によってはNGなケースも
感謝の気持ちを伝えるためのお歳暮ですが、職業によってはお歳暮の受け取りが法律や職場の規定で禁止されていることも。
公務員の方は、利害関係者から金銭や物品を受け取ることを法律で禁止されています(親戚・友人など、利害関係者にあたらない関係性の方からであれば、常識の範囲内で受け取ることができるようです)。
学校の先生やお医者さんにお歳暮を贈りたい場合、学校や病院によっては物品の受け取りが禁止されていることもあります。贈る前に、相手に確認しておくと安心です。
お歳暮を贈りたい相手が喪中の場合は?
お歳暮は、贈る相手が喪中の場合でも贈ることができます。お歳暮は、お祝いごとにはあたらないのがその理由。もちろん、自分が喪中の場合でも、感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈ることができます。
なお、年内が四十九日の忌明け前の場合は配慮が必要です。その時期にお歳暮を贈ることは避け、お正月のお祝い期間である松の内が過ぎてから(1月7日ごろ)、「寒中見舞い」として贈るのが無難です。また、紅白の水引などのおめでたい熨斗はかけず、無地や白地の短冊をかけるのが良いでしょう。
習い事の先生に贈る場合
習い事の先生に贈りたい場合、自分ひとりだけお歳暮を贈るとかえって先生やほかの生徒さんに気を遣わせてしまうことも。事前にほかの生徒さんに「毎年どうしてる?」と聞くのも良いかもしれません。
生徒みんなであわせて、ちょっと良いお歳暮を贈るのもおすすめの方法です。
お歳暮の選び方や注意点と、喜ばれるポイント
お歳暮の選び方
食品から日用品まで、お歳暮で贈る品は人それぞれ。近年お歳暮に対する価値観も多様化しており、品物に必ずしも正解・不正解があるわけではなく、感謝の気持ちが伝わり相手が喜んでくれればOKとする考え方も広がってきています。
お正月に食べるのにふさわしい美味しいご馳走や和菓子、身体も温まるお惣菜セットなど、季節感や気遣いが伝わるものだとより喜ばれるはずです。
また、子どもがいる家庭に贈るなら、家族みんなで楽しめるものを、ご年配の方に贈るなら、手間がかからず健康的で美味しいお惣菜や料亭のご馳走などを贈っても良いかもしれません。
お歳暮を贈る相手を思い浮かべながら、ぴったりなお歳暮ギフトをみつけてください。記事の最後に、Creemaおすすめの厳選ギフトもご紹介します。
お歳暮を選ぶときに気を付けたい品物(ハンカチやスリッパ、靴下など)
・(縁を)切ることを連想させる包丁やはさみなどの刃物
・日本語では "手巾(=てぎれ)" となることから手切れを連想させるハンカチ
これらは1年の感謝を伝えるお歳暮としては避けたほうが良い品物かもしれません。友人など気の置けない人に贈る分には自由ですが、目上の人に選ぶ場合は気をつけましょう。
また、靴下やスリッパ、靴なども、足で踏みつけるものであることから、目上の方に贈るものとしてはふさわしくないという考えもあります。
お歳暮の贈り方。熨斗(のし)や送り状、ラッピング方法
お歳暮の熨斗のかけ方
お歳暮には、熨斗(のし)をかけて贈るのが一般的です。通常は紅白(もしくは紅)の蝶結びがされた水引が描かれたものを選びます。お歳暮の熨斗の表書き(水引の上)には「お歳暮」、下には自分の名前を記載します。
ちょっとしたものや、立体的で熨斗がかけづらい場合、最近では熨斗を模したシールなどもあるようです。贈る相手がカジュアルでもOKな場合は、そういったものも活用して素敵な贈りものにして渡すと喜ばれます。
お歳暮を郵送する場合は送り状をつけると◎
お歳暮を郵送することが当たり前になった現代。突然届くと「誰から?」とびっくりされてしまう場合も。
お歳暮を郵送で贈る場合は、事前に電話か送り状(はがきやお手紙)で知らせておくと丁寧です。スマホのメッセージで伝えても良いですが、年賀状を送らない、という人の場合は、筆を取る良い機会になるかもしれません。
送り状も季節感があるものを選ぶとより感謝の気持ちがこもっていて喜ばれそうです◎
お歳暮が届いたら? お歳暮をいただいた際のマナーやお返し、お礼について
お歳暮は感謝の気持ちを表すために贈るものなので、基本的にお返しは必要ありません。受け取ったらなるべく早めにお礼状を送ったり、受け取った旨を電話やメールで伝えるのがマナーです。
ただ相手にもお世話になっている場合はお返しを検討しても良いでしょう。お返しをする場合、いただいた品物の同額もしくは半額程度のものを選んで送ります。
お歳暮に対するお返しにつける熨斗は「御礼」、もしくは松の内(1月1日〜1月7日)の場合は「御年賀」、それ以降から立春の間は「寒中見舞」の表書きがおすすめです。寒中見舞いとして目上の方に贈る場合、「寒中御伺」とするとさらに丁寧です。
Creemaでみつけた、こだわりの厳選お歳暮ギフト
クマの手作りもなか くまの形をした最中セット (10個入り)
可愛らしい見た目ながらも味は本格的。国産もち米で作られたサクサクの最中に、北海道十勝産の小豆を使った自家製餡が贅沢な逸品です。
卵乳小麦不使用 無添加上生菓子 練切製【春】桜餡6個詰め合わせ
糖分控えめな無添加のあんこが使われており、老若男女を問わずに喜ばれそう。6つの手毬にはそれぞれ違う味のあんこが入っているので、食べるたびに新たな美味しさを楽しめます。
日本一の清流。日本酒ミニサイズ飲み比べセット
特徴がそれぞれ違う3種類の日本酒を楽しむことができる日本酒セットは、お正月前に贈るギフトにもぴったりです。
ジャム&ハニーナッツBOX(大)【お歳暮・内祝い・各種ギフトに】
ラベルを眺めているときの「どんな味だろう?」とわくわくする気持ちも、嬉しいポイントです。
12種の豆菓子の小分け40個入りギフト【すえひろじゅうにまめ】
和三盆やきなこ、紫芋などの甘いものから、唐辛子、伝統のたまり醤油を使ったフレーバーまで幅広い味のものがセレクトされているので、どんなお相手にも安心して贈れます。
ふぐみりん干し詰合せ(10枚入)~ハレの日のギフトに、おうち呑みのおつまみに~
ふぐは『ふく』とも呼ばれ、福につながる縁起の良いお魚なので、ハレの日のお祝いにもぴったりです。
お歳暮 人気No.1 宇治抹茶・ほうじ茶チョコレート 40枚入
ちょっと和風なチョコレートは、気軽に食べられて、どんな相手でも喜んでもらえそうです。
野菜34種&米こうじ入り スープ7種8個ギフトセット
袋のまま湯煎、もしくは容器に移し電子レンジで温めて食べるのはもちろん、冷やして冷製スープとしても食べられます。小さなお子さんがいるご家庭にも喜ばれそう。
◎お歳暮や内祝いに◎うなぎ三昧 うな勢のうなぎしぐれ煮&うなぎの頭ふりかけ&うなぎ肝しぐれ煮入りごはんのおとも。
北海道産昆布、三重県産椎茸、鹿児島県産鰹節、三重県産海苔、国産山椒を使用。
美味しいもの好きの男性にも喜ばれる人気のギフトです。
【2本セット】Hot & Spicyギフト(基本の青×オリジナルの黒)※包装済み
無農薬の青ゆずと青唐辛子をふんだんに使った万能な「大吟 青」と、ブラックペッパーと黄ゆずの万能調味料「大吟 黒」のセットです。年末年始の食卓を鮮やかに彩ってくれるでしょう。グルメな方、お酒好きな方には特に喜ばれる贈りものです。
【お歳暮に】口福包み餃子厳選5種セット
こちらはその口福包み餃子全7種類のなかでも特に人気の餃子を5種集めたセット。味を変えながらついつい食べ過ぎてしまいそう。贈りものにしやすいパッケージも魅力です。
あなたが今年、お歳暮で感謝を伝えたい人は誰ですか?
お歳暮やお中元など、季節の変わり目に贈りもので感謝を伝える慣習は、徐々に薄れてきていると言われています。この記事で紹介したマナーも、時代の流れとともにどんどん変化していくかもしれません。
マナー、と聞くとどこかかしこまった印象を受けますが、「相手が受け取りやすい時期に贈る」「気を遣わせない金額のものにする」というのは、相手へのシンプルな思いやり。決められたルールだからと堅苦しくとらえなくても良いかもしれません。
なかなか「ありがとう」を伝えられていない人、お礼を伝えるのがちょっと照れ臭い人にとって、お歳暮はとても良い機会。1年の終わりに、自分らしく感謝の気持ちを贈ってみてはいかがでしょうか。