TWICEやNiziUの生みの親である韓国の敏腕プロデューサーのJ.Y.Parkが、あるオーディション番組で父親が認知症であることを告白。「会うたびに僕のことを忘れていてとてもつらかった」と、自身の胸の内を明らかに。

J.Y.Parkは、国際合唱オリンピックの出場権をかけた合唱オーディション番組『シング・フォー・ゴールド』に審査員として出演中。

11月6日の放送では、子育てをするママたちで結成された合唱グループ・JOA CHOIRがフォーク・ロック・デュオ、詩人と村長の楽曲「よい国」を合唱曲にアレンジしたパフォーマンスを披露。

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심사위원 모두를 울린 조아콰이어 합창단의 '좋은 나라'
심사위원 모두를 울린 조아콰이어 합창단의 '좋은 나라' thumnail
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「悲しい過去を忘れてよい国でまた会えたなら」と歌う同曲について、JOA CHOIRは「母親として、子どもたちが温かくいい国を築いていってほしいという願いを込めて歌おうと思います」と紹介。

彼女たちの圧倒的な歌唱力に審査員たちが感動の涙を流す中、J.Y.Parkは「僕がパフォーマンスに関する評価ではなく、ほかの話をするのは、それだけ素晴らしかったということです」と切り出し、自身の父親の近況についてテレビで初めて告白。

「父親が認知症です。コロナ禍で会いに行くことができないけれど、どこかで幸いだという気もするのです。会うたび私のことを忘れているのがとてもつらかったから」
asian superstar rain press conference
Scott Gries//Getty Images

JOA CHOIRのパフォーマンスを見ながら父親のことが浮かんだというJ.Y.Park。彼女たちの歌声には聴く人の心を強く惹きつける力があると絶賛。

「審査をしなければと思ったけれど、ダメでした。前回もそうでしたが、(JOA CHOIRは)心を惹きつける。私の心臓を掴んでしまうんです」
「もし、私たちが生きるこの世の中が完璧で、これ以上によい国を夢見る必要がなければ、この歌は心に響かないでしょう。だけど、生きている皆がつらい思いをしています。こんな審査は本当に嫌だけれど、ほかに思い浮かばないくらいパワフルなパフォーマンスでした」

天才プロデューサー・J.Y.Parkの心を強く打ったJOA CHOIR。視聴者の間にも「両親のことを思い出して胸がぎゅっとなりました」「放送を見ながら泣きました」と感動の波が広がっています。