ネタニヤフ首相、プーチン大統領に「不満」 電話会談で

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イスラエルのネタニヤフ首相/Ronen Zvulun/Pool/AFP/Getty Images

イスラエルのネタニヤフ首相/Ronen Zvulun/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は10日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、パレスチナ自治区ガザ地区での紛争をめぐるロシアの国連での立場について「不満」を表明した。イスラエル首相府が発表した電話会談の内容で明らかになった。

首相府の声明によれば、ネタニヤフ氏はプーチン氏と会談し、イスラム組織ハマスとの戦闘や地域情勢について協議した。ネタニヤフ氏は会談のなかで、プーチン氏に対し、ロシア代表団の国連やその他のフォーラムでの反イスラエル的な立場について不満を表明したという。

国連安保理では8日、ガザをめぐり、即時の人道的停戦などを含む決議案が採択され、ロシアを含む13カ国が決議案に賛成していた。

声明によれば、ネタニヤフ氏はプーチン氏に対して、イスラエルが経験したような犯罪的なテロ攻撃を受けた国はイスラエルが展開している軍事作戦と同等の武力で行動するだろうと伝えた。

ネタニヤフ氏はまた、ロシア国籍を持つイスラエルの民間人を解放するためのロシアの取り組みについて謝意を示した。

ロシア大統領府が発表した声明では、ネタニヤフ氏の不満については言及していない。声明によれば、ロシア側は、民間人の苦しみをやわらげ、紛争を緩和するため、可能な限りの支援を提供する用意があると伝えた。

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