ハキダメギク(掃溜菊)(キク科コゴメギク属)
ハキダメギク(掃溜菊)(キク科コゴメギク属)
自生環境
道ばた、畑地 など
原産地
熱帯アメリカ
特徴
- 熱帯アメリカ原産で、世界じゅうに広がっている1年草です。日本には大正時代に渡来したと推定されますが、よく似た仲間のコゴメギクとの混同もあり、あまりはっきりしません。国内ではハキダメギクが圧倒的に多く、市内でもハキダメギクが優勢ですが、木間ケ瀬地区などコゴメギクが目立つ場所もあります。
- 世代交代のサイクルが早く、発芽から1か月ほどで開花・結実できるようになります。また一定の温度が維持されれば、季節に関係なく年じゅう開花・結実が可能で、市街地や温室の中などでは通年発生しています。
- 小さな花が多数集まって一つの大きな花のようになっています。外側に白い舌状花がふつう5個ずつつきますが、数は変動します。果実は綿毛がついており、風であちこち飛ばされていきます。
トピックスタイトル(特定の種別のクローズアップ)
発見場所が悪かった
ハキダメギクは牧野富太郎博士の命名で、最初に発見されたのが世田谷(東京都)の掃溜めだったことにちなむと言われます。掃溜めとは、いわば庭のごみ置き場で、落ち葉や剪定枝などを掃いて溜めおく場所のことを言います。ただ、文献をいろいろ調べると、当時はハキダメギクとコゴメギクの2種が正しく認識されていなかった可能性もあり、真相はよく分かりません。
市内の分布状況
市内全域、どこにでもごく普通に生えています。
予想される被害
- 競合or駆逐
- 農業被害
環境適応力、繁殖力ともに強いため、いたるところに生えています。気温さえ確保できれば通年開花可能なため、ビニルハウス内で大繁殖して農業被害をもたらすこともあります。
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