ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の鬚)(キジカクシ科ジャノヒゲ属)

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ページ番号 1012814 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の鬚)(キジカクシ科ジャノヒゲ属)

ナガバジャノヒゲの図鑑

 

 

自生環境

林内、公園の木陰 など

原産地

日本在来

特徴

  • 初夏に薄紫色の花を咲かせる。
  • 葉は細長く、数十cmにものびます。何年もかけて大株に育ち、こんもりと茂ったような姿になります。花や果実もつきますが、葉の茂みの中に隠れるようにしてつくため、かきわけて探さないと見つけられないこともしばしばです。
  • 果実は成熟するとともに皮と果肉が脱落して、種子がむき出しの状態になります。この種子は秋から冬にかけて青黒く熟し、光沢があってなかなか美しいものです。

ナガバジャノヒゲの画像その1。初夏に薄紫色の花を咲かせる。

ナガバジャノヒゲの画像その2。冬に種子が青く熟す。

ナガバジャノヒゲの画像その3。葉が長く、こんもりとしげる。ジャノヒゲ。ナガバジャノヒゲ。

ジャノヒゲとの違い

ナガバジャノヒゲは、分類学上ジャノヒゲの変種として位置づけられています。ジャノヒゲは、ナガバジャノヒゲに比べると葉が明らかに短く、地下茎で横に広がっていく傾向があります。一方のナガバジャノヒゲは、地下茎をあまり出さずに、同じ場所にこんもりとした茂みをつくり続ける傾向があります。ただ、若い株だと、ジャノヒゲとの区別が難しいこともあります。

市内の分布状況

市内全域にふつうに生えています。多いのは林内ですが、公園の木陰など身近な場所にも見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発
  • 荒廃

身近な場所に普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし山林の開発や、ササ類の繁茂などは、生育に適した環境を奪う原因になります。

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