チャドクガについて

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ページ番号1050015  更新日 2024年2月1日

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チャドクガにご注意ください

葉を食べるチャドクガの幼虫の写真
チャドクガの幼虫

チャドクガとは毒ガの一種で、板橋区でも幼虫(毛虫)の相談があります。

チャドクガは卵・幼虫・脱皮した殻・さなぎ・成虫のすべての段階で毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毒針を持っており、刺されると激しいかゆみや発疹(ほっしん)が生じます。

被害は幼虫(毛虫)によるものが多く、庭木などの手入れをするときは注意が必要です。

 

チャドクガの幼虫について

幼虫は4月から6月と、8月から9月の年2回、ツバキ科の木(ツバキ、サザンカ、チャノキなど)に発生します。

卵からふ化すると集団でかたまり葉を食べますが、成長すると樹木全体に広がっていきます。

幼虫の毒針毛は50万本にもなり、長さは約0.1ミリメートルと細かいため、風にのって飛散するおそれがあります(目に見えている長い毛ではありません)。

チャドクガの幼虫と卵の時期のイラスト
チャドクガの幼虫と卵の時期

チャドクガの駆除・防除

幼虫を見つけたら

なるべく皮膚や目を保護して駆除してください(帽子、長袖、首にタオル、ゴーグルなど)。

幼虫が葉にかたまっているうちに、その一帯をビニール袋などで覆い、枝ごと切り取ってしまうのが安全な方法です。

樹木全体に広がったあとも市販の殺虫剤で駆除できますが、幼虫が落ちてきたり、毒針毛が舞い散る可能性があるので注意が必要です。

 

成虫を見つけたら

チャドクガの成虫も毒針毛を持っています。

壁にとまったところを濡れた布巾などでそっと抑え、そのまま袋に入れて捨ててください。

殺虫剤などをかけると、暴れて毒針毛が飛散するおそれがあります。

 

発生を予防するには

樹木を点検し、卵のときに駆除することが望ましいです。

卵は10月から5月(卵の状態で越冬する)と、7月から8月頃に葉の裏に産みつけられます。

卵にも毒針毛がついているので触れないように注意し、葉ごと取り除いてください。

剪定を行うと葉や幼虫が見つけやすくなり、チャドクガを捕食する外敵からも見つかりやすくなります。

刺されてしまったら

個人差はありますが、数時間後に激しいかゆみや発疹(ほっしん)が起こります。

症状が悪化する可能性があるので、皮膚をこすったり、かいたりしないでください

かゆみや発疹(ほっしん)が治るまでは、1・2週間程かかるとされています。

 

刺されたら、毒針毛がついたところを粘着テープなどで軽く抑え、毒毛を取り除きます。そのあとに水でよく洗い流してください。

症状がひどくなる場合は、皮膚科を受診してください。

衣類などについた場合は、ガムテープなどで毒針毛を取り除き、洗濯機でよくすすぎ洗いをしてください(ほかの洗濯物とは分けてください)。

チャドクガの毒は熱に弱いので、皮膚以外についた場合は50℃以上のお湯で洗うと効果的です。

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健康生きがい部 生活衛生課
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号
電話:03-3579-2332 ファクス:03-3579-1337
健康生きがい部 生活衛生課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。