本文へ移動

<遠のくリニア開業>(1)まちづくり停滞 先見えず、描けぬビジョン

2024年4月13日 05時05分 (4月13日 14時39分更新)
 リニア中央新幹線の長野県駅(仮称)ができる飯田市上郷飯沼と座光寺地区。国道沿いの市郊外の住宅、商業地は現在、6・5ヘクタールの空き地ががらんと広がる。駅舎建設と市による駅前広場整備のため住民や店舗などが立ち退き、多くの建物が解体された。周囲でも道路改良などが本格化。至る所に工事看板が見られ、街は大きく変わりつつある。

さら地が広がるリニア県駅建設地周辺=2月、飯田市で、本社ヘリ「わかづる」から

 「リニア中央新幹線開通の翌年にあたる2028年に、みんなで実現したい『くらしの姿』『まちの姿』をビジョンとして掲げ…」-。飯田市は17年、リニアの27年開業を前提に12年間の市総合計画「いいだ未来デザイン2028」を策定した。計画を基に、駐車場や屋外空間を設ける駅前広場やリニア駅からの2次交通の整備など、リニア時代に向けた街づくりを進めてきた。...

この記事は会員限定です。
中日新聞紙面の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※中日新聞紙面には、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井が含まれます。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報