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ロッテ・佐々木朗希、「130球ぐらいは軽く投げられる子」と吉井監督 リミッター解除、キャリアハイ目指す

2024年4月7日 18時38分

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◇7日 ロッテ5―2オリックス(ZOZOマリン)
 ロッテの佐々木朗希投手(22)がプロ入り自己最多の111球を投げ、7イニングを3安打2失点、9奪三振で今季初勝利を挙げた。2回までに2点を失ったが、3回以降は無失点に抑える粘りの投球で今季初勝利。ドジャース、カージナルス、カブス、レンジャーズ、レッズの大リーグ5球団が視察する中、チームに今季初のカード勝ち越しをプレゼントした。

ベンチに戻った佐々木に声をかけるロッテ・吉井監督(右)


 2回に連続四球を与えるなど序盤は制球に苦しみながら、130キロ台のスライダーを多投することで悪い流れを断ち切った。「いかにストレートを速く見せるか、きょうできることを考えながら投げました」。最速158キロで160キロに届かない直球を生かそうと、2回まで4球しか投げていなかったスライダーを3回以降は5イニングで27球。吉井監督は「今までの真っすぐとフォークだけでなく、スライダーもあることが相手チームに分かったんで。ピッチングの幅は広がると思います」と、”ニュー朗希”の威力を認める。
 6回までに98球を費やしたが、7回も続投を志願した。「なるべくイニングを投げて、少しでも貢献できるようにと思って投げました」。チームファーストの姿勢に吉井監督は「迷ったが、捕手と次の先頭打者の配球を相談していたので邪魔しない方がいいと思った。去年まではこちらで止めていたが、130球ぐらいは軽く投げられる子だと思っています」。慎重に起用し続けてきた指揮官もついにリミッターを解除。令和の怪物がキャリアハイを目指す環境は整った。

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