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「専門知識だけでなく、周辺にも目を向けよう」 名大・小林誠特別教授、入学式で後輩にエール

2024年4月5日 21時07分 (4月5日 21時07分更新)

名古屋大の入学式で祝辞を述べる小林誠特別教授=名古屋市千種区の同大豊田講堂で

 
 名古屋大の入学式が5日、名古屋市千種区の同大であり、男子1443人、女子707人の新入生が学生生活をスタートさせた。名大出身で、2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠特別教授が祝辞を述べ、「皆さんの将来は可能性に満ちている。大きく飛躍することを期待している」と語りかけた。
 小林さんは名大と同大学院で素粒子物理学を研究。京都大助手だった1973年、宇宙や物質に関わる「CP対称性の破れ」を理論的に証明する論文を故益川敏英さんと発表した。「私も61年前、この講堂で入学式に出席していた。ここで学んだことが、研究生活で大きな意味を持つものになった」と振り返った。
 新入生がコロナ禍で高校生活を送...

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