福原愛さん「これからもジャンさんと協力して子どもを育てていきたい」も質疑応答無く退席 元夫・江宏傑さんとの和解会見で

　卓球女子でロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪のメダリスト・福原愛さん（35）が15日、東京都内の日本外国特派員協会で元夫の江宏傑さん（35）と対立していた4歳長男の親権について和解会見に出席し、「これからもジャンさん（江宏傑）と協力して子どもを育てていきたい。どうか温かく見守っていただければ幸いです」などとコメントした。ただ、その直後、質疑応答がないまま福原さんは会見場を退席した。

　2人は2021年7月に離婚。共同親権となり2人の子どもは台湾で生活していたが、福原さんが22年7月に台湾から日本に長男を連れ帰った。江さんと代理人が翌23年7月に会見を開き、福原さんが長男を日本へ連れて帰った1週間後、連絡が途絶えたと明かした。

　また、福原さんに子供の引き渡しを命じる審判が出されたことも公表。「未成年者誘拐罪に相当する」と告訴も視野に入れているとした。一方、福原さん側の代理人は「刑事事件にはあたらない」と主張。両者は対立し、泥沼化していた。

　福原さんと江氏は16年9月1日に結婚。17年10月に長女、19年4月に長男が誕生した。

　
【離婚後の経過】

　▼2021年7月8日　江宏傑さんと離婚し、両者が親権を持つ「共同親権」となった。

　▼22年7月　福原さんが子どもたちに会うため台湾に行き、長男を日本に連れて帰ったが、1週間後から江さんとの連絡を絶った。

　▼23年7月27日　江さんが会見し、福原さんが台湾から日本に連れて帰った長男について、東京家裁から江さん側に引き渡す決定が出されたと公表した。一方、福原さん側の弁護士が「この子を守るために全力を尽くす」などと反論し、対立が深まった。