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激レア…日本投手が同じ日に3敗!レイズ上沢直之、実質自責1なのに「5」…拙守、降板直後に後続が満塁被弾【MLB】

2024年3月11日 15時34分

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◇10日(日本時間11日)MLBオープン戦 レッドソックス7―6レイズ(ドミニカ共和国サントドミンゴ)
 レイズの上沢直之投手(30)は24年ぶりにドミニカ共和国で行われたオープン戦で3―1の5回から3番手で登板。拙守に足を引っ張られるなどの不運もあり、1回3分の2で4奪三振、被安打1ながら5失点(自責4)、4与四球で敗戦投手となった。

Rソックス戦の6回、渋い表情で降板するレイズの上沢(AP)


 Rソックスの吉田正尚外野手(30)は「5番・左翼」で先発出場。右翼フェンス直撃の二塁打を放つなど2打数1安打で、上沢との直接対決は実現しなかった。
 上沢、菊池雄星(ブルージェイズ)、藤浪晋太郎(メッツ)。オープン戦とはいえ、日本投手3人に黒星が付いた激レアな日に、メジャー挑戦1年目の上沢は不運に見舞われた。
 イニングまたぎの6回。直球も変化球も上沢らしくない制球難で、3人を四球で歩かせて満塁。ここで何とか2死までこぎつけ、平凡なショートゴロを打たせた。だが、遊撃ストーリーは二塁に送球。2死でスタートを切っていた一塁走者がセーフとなり、この日2点目。記録は野選だが、エラーに等しい拙守に、敵軍Rソックスの地元放送局NESNのユーキリス解説者も「正直に言うよ。打球を見た瞬間、自分は立ち上がってトイレに行こうとしていた」と苦笑した。
 しかも、ここで降板すると、4番手ガルシアが初球を左翼席に放り込まれる満塁アーチを被弾。上沢に自責3が追加され、実質的には自責「1」なのに「5」となった。
 楽天でもプレー経験がある同解説者は「上沢の投球フォームは全く非の打ちどころがなく、見ていてほれぼれする。美しいね。日本投手は多くがそうで、たとえユニホームに何も記してなくても、スムーズな投球フォームを見て『あ、日本人だ』と分かるくらいだが、上沢もまさにそうだ。投球フォームのトップでいったん静止するが、あれが打者には厄介で、タイミングを狂わされるんだよな」と、称賛することしきりだった。(写真はAP)

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