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世界ジュニア選手権で島田麻央が日本勢初の大会連覇を達成【フィギュア女子】

2024年3月1日 23時01分

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◇1日 フィギュアスケート 世界ジュニア選手権第3日(台湾・台北アリーナ)
 今季のジュニア・グランプリ(GP)ファイナル女王で全日本選手権3位の島田麻央(15)=木下アカデミー=がシーズンベストを更新する合計218・36点で大会連覇を達成した。世界ジュニア選手権での日本勢の大会連覇は男子を含めて史上初。ショートプログラム(SP)2位で臨んだフリーは1位でシーズンベストの145・76点をマークした。

島田麻央

 23番滑走として登場。冒頭で切り札のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の着氷が乱れて、GOE(出来栄え点)が1・14点を減点された。しかし、2本目で挑戦した大技・4回転トーループを成功。GOEで2・31点という高い加点を得た。その後は最後まで安定した滑りを披露。得点が1・1倍となる後半は3回転フリップ―ダブルアクセルや3回転サルコーからの3連続といったコンビネーションジャンプを着氷して、SP首位だった辛智娥(シン・ジア、韓国)を逆転した。
 演技を終えた島田は氷上で晴れやかな表情を見せて、ファンの歓声に手を振った。リンクサイドで浜田美栄コーチから抱き締められた後に座ったキス・アンド・クライで得点を聞くと、ホッとした笑み。世界ジュニア選手権の連覇は尊敬する浅田真央さんも達成することができなかった偉業をたたえる表彰式では再び笑みを浮かべて、金メダルを受け取った。
 他の日本勢は、大会初出場でSP8位の上薗恋奈(13)=LYS=がフリーの自己ベストとなる132・74点をマーク。合計194・70点の3位で銅メダルを獲得した。SP2位の櫛田育良(16)=木下アカデミー=は合計180・97点の5位。アイスダンスのリズムダンス(RD)は岸本彩良(16)=中京大中京高、田村篤彦(20)=西武東伏見FSC=組が56・75点の14位でフリーダンス(FD)に進んだ。

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