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内博貴、3度目の太宰治役も「今回は立ち位置的にはストーリーテラー。今まで演じた太宰さんとはまた全然違う」

2024年2月12日 04時00分

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内博貴

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  • 取材会に出席した(左から)松本幸大、内博貴、片岡鶴太郎、萬田久子
 俳優の内博貴(37)が11日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で上演中の「日本昔ばなし 太宰治作品 お伽草紙より 舞台版『舌切雀』」(18日まで)の取材会に、共演の松本幸大(35)、萬田久子(65)、片岡鶴太郎(69)らと出席した。
 文豪・太宰治が「昔ばなし」に着目し、書き上げた作品。今作は太宰が歩んだ生き様や新しい時代のエッセンスも織り交ぜながら、夫婦の心の中に秘められた愛情を描いた「舌切雀」をもとに、映像や音楽とともに物語を舞台作品として届ける。
 太宰の役を演じるのは今作で3度目となる内は「今回は立ち位置的にはストーリーテラー。そういう意味では、今まで演じた太宰さんとはまた全然違う」と話し、「それでも自分の中のイメージは崩さずにやれているかな」と手応えを語った。
 劇中の「舌切雀」の登場人物・藤原一郎太を演じる松本は「太宰さんが自分だと思って描いた生き写しのような存在」と役どころを紹介し、「内くんの太宰さんを吸収しつつ、空気感と呼吸をリンクさせたいと思いながら演じています」とアピール。「初めて聞きました」と驚いた内だが「舞台は生ものですから、日によってリズムが違ったりする。僕も集中して幸大のことを見ているので、見てくれているというのはすごくうれしいです」と笑顔を見せた。
 この日の公演には、同作のため書き下ろされたテーマ曲「LIFE」を歌唱した島津亜矢(52)が生出演。同楽曲は期間限定の配信が決定しており、売り上げの一部が能登半島地震の被災者支援のため寄付される。
 レコーディングにも立ち会ったという内は「子どものころに阪神淡路(大震災)を経験していますので、僕も地震の怖さはすごく分かるし覚えている」と語り、「僕たちがこの作品を通じて、少しでもエールを送れたら」と思いを込めた。

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