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<森への招待状 県森林文化アカデミー> 環境と人に優しい空間

2024年2月2日 05時05分 (2月21日 17時10分更新)
木でいっぱいのモリノス=美濃市曽代の県森林文化アカデミーで

木でいっぱいのモリノス=美濃市曽代の県森林文化アカデミーで

  • 木でいっぱいのモリノス=美濃市曽代の県森林文化アカデミーで
  • 辻充孝教授
 森林は木材生産のほか、森林環境教育や野生生物の生息の場、山地災害の防止、二酸化炭素(CO2)の吸収・貯蔵などたくさんの役割があります。その中でも私の専門は、木材利活用としての建築です。木は切られて終わりではなく、木材として木造建築という次の人生(木生)が待っており、CO2の貯蔵として有効な「第二の森林」がまちの中に増えています。
 また、木造建築はCO2の貯蔵以外にも世界的に注目を集めています。それは、木材が環境負荷の小さな建築材料であるということです。近年、省エネと創エネによって運用時にエネルギーを使わないゼロエネルギー建築が増えてきました。今後は建設時や廃棄時の環境負荷を抑えることが重要になります。木造建築はRC造やS造に比べて、おおよそ半分のCO2排出量です。今の最先端建築は木造建築なのです。...

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