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香川照之・九代目市川中車、亡き父の思い「胸に刻んで前に進んでいきたい」送る会参列者らに感謝

2024年1月29日 21時33分

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 俳優・歌舞伎俳優の香川照之・九代目市川中車(58)が29日、X(旧ツイッター)を更新。前日に都内のホテルで行われた父・二代目市川猿翁、四代目市川段四郎を送る会を終え、思いをつづった。

香川照之・九代目市川中車


 「昨日東京・帝国ホテルにて、父・二世市川猿翁と叔父・四世市川段四郎を送る会を開催させていただき、700名近い関係各位のご来場を賜りました。参列者の方々からは、『本当に活力をもらった、元気をもらった、生きる勇気を授かった、ありがとうございます』とのお言葉を数多く頂戴しました。しかし、そんな有り難いお声を聞けた私たちこそが、皆様から逆に勇気とパワーをいただいたことは間違いございません」と感謝の思いを表した。
 続けて、「父が、1986年のヤマトタケルの初演の時に書いたセリフ、『私は常の人が追い求めぬものを、必死に追いかけていたような気がする。それが何かはようわからぬ…しかし、何か途方もないものを追い求めて、私の心は絶えず天高く天翔(あまが)けていた。天翔ける心、それがこの、私だ』という精神、スピリットを、本日からまた心を新たにして我が一門は追求して参ります。さらに2012年のこの演目の再演時に、孫である当時8歳の團子に向けて、父が病をおして付け加えたセリフ、『お父様!どうか、どうか、お見守りくださーーーーーーーーーーーい!!!!』という渾身の思いを、今こそ私は胸に刻んで前に進んでいきたいと思っております。今後とも澤瀉屋一門を、どうかよろしくお願い申し上げます」と締めくくり、澤瀉屋の未来に向けた応援を願った。

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