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フィギュアスケート 三浦佳生が少年男子で合計238・47点で優勝、世界選手権へさらに弾み【冬季国スポ】

2024年1月29日 18時08分

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◇29日 第78回国民スポーツ大会冬季大会 フィギュアスケート 少年男子フリー(北海道苫小牧市・nepiaアイスアリーナ)
 昨年12月の全日本選手権(長野)4位で、3月にカナダ・モントリオールで開催される世界選手権に日本代表として出場する三浦佳生(18)=東京、オリエンタルバイオ・目黒日大高=が合計238・47点で優勝した。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位となる153・72点をマークした。

三浦佳生


 最終24番滑走だった三浦は今大会も全国高校スケート選手権(インターハイ)と同じくジュニア課題だったため、昨季のフリー曲「美女と野獣」に乗って演技。冒頭で跳んだ単独のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がステップアウトとなって、GOE(出来栄え点)で2・40点の減点を受けた。しかし、2本目で4回転―3回転の連続トーループ、3本目で単独の4回転サルコーを決めてカバーした。
 基礎点が1・1倍となる後半は最初に跳んだ4回転トーループでの転倒や3回転フリップからの3連続ジャンプのセカンドジャンプでの着氷の乱れなどミスがあり、3本の全てのジャンプでGOEで減点を受けた。それでも、2本のスピンを最高のレベル4とするなど世界選手権代表の底力をみせて優勝につなげた。
 インターハイの際には世界選手権に向けて「どんどんどん状態上げていければ」と意気込んでいたが、今年2大会目の優勝で大舞台への弾みがついた形。演技後にはリンクサイドのスケーターからの声援に投げキッスで応え、表彰式ではノリノリのパフォーマンスをみせた。次戦は2月15日からエストニア・タリンで行われるシニアの国際大会「タリンクホテルズカップ」を予定している。
 2位は今季世界ジュニア選手権日本代表で合計203・65点の中村俊介(18)=愛知、木下アカデミー、3位はSP3位で合計188・72点の森本涼雅(16)=京都、木下アカデミー=だった。今大会は「国民体育大会」から「国民スポーツ大会」に名称が変更されてから初めての大会として行われている。

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