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正司歌江さん死去、照枝と花枝の姉妹が追悼「これでおしまい かしまし娘~♪ です いまはただ悲しい」

2024年1月24日 17時21分

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 姉妹漫才トリオ「かしまし娘」の長女で女優の正司歌江(しょうじ・うたえ)さんが19日に死去した。所属するWAHAHA本舗株式会社が24日、発表した。94歳。北海道出身。葬儀・告別式は親族で行った 歌江さんの訃報を受け、照枝と花江は所属事務所を通じてコメントを発表。照枝は「♪これでおしまい かしまし娘~♪ です 穏やかな最期だったようですが いまはただ悲しい」、花江は「面倒見のよい芸達者な姉でした 歌江姉ちゃん ありがとう」とそれぞれ追悼した。

正司歌江さん


 同事務所も「ワハハ本舗全体公演でも元気な姿を見せておりましたが、とても残念でなりません」などと歌枝さんが19日に亡くなったことを報告し、「これまで正司歌江を温かく見守ってくださいましたこと、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます」と感謝をつづった。
 歌江さんは1929年8月13日生まれ。旅役者だった両親の影響を受け、3歳で初舞台を踏んだ。12歳の頃には妹の照枝と姉妹コンビを組み、天才少女漫才師として脚光を浴びた。
 56年からは三女の花江も加えた3姉妹で「かしまし娘」として56年から大阪を拠点として本格的に活動。「うちら陽気なかしまし娘」のテーマ曲とともに流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才でお茶の間の人気を集めた。歌江さんは三味線を弾き、突っ込みを入れる役回りを演じた。80歳だった2009年からはWAHAHA本舗に所属し、生涯現役を掲げてドラマや映画出演など活発に活動した。
 「かしまし娘」として1966年に第1回上方漫才大賞を受賞。81年にトリオの活動を休止し、その後は各自がピン芸人として活動。18年にはトリオとして上方演芸の殿堂入りを果たしたほか、3姉妹そろって12年ぶりに舞台に出演した。

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