イチローさん「思い込みはだいたいが悪い方向に作用」自身が50歳にして越えた「135キロの壁」を例に説明
2023年11月22日 17時59分
米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさん(50)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が22日、東京都内のホテルで講習会を開き、自身が結成したアマチュア野球チーム「KOBE CHIBEN」と前日21日に東京ドームで対戦した高校野球女子選抜の選手との質疑応答に応じた。
イチローさんは同選抜戦に「9番・投手」で3年連続の先発マウンドに立ち、4―0で勝利。初めて対戦した2021年から3連勝を飾った。
イチローさんは同選抜戦に「9番・投手」で3年連続の先発マウンドに立ち、4―0で勝利。初めて対戦した2021年から3連勝を飾った。
直球が最速138キロをマークしたことについて、イチローさんは「去年までの最速が134キロだった。僕の中では135キロの壁があったが、昨日は138キロが何球かあった。50歳になって球速が上がるのはあまり自然なことではない」と笑いながら話し、「でも、そうやって毎日限界を迎える練習をしているとこうなる、ということ。50になってもこれができる、という感触を得たことは僕にとってすごく大きい。50歳が135キロの壁を越えた」と胸を張った。
その上で、「だから皆にも(各自が目指していることは)できるし、やってほしい。思い込み、というものはだいたいが悪い方向に作用するが、皆にはそれを取っ払ってほしい」と背中を押すように話した。
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