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サッカーU―22日本代表 鈴木唯が2ゴール「注目されすぎて。気にしないようにしていた」

2023年11月18日 18時58分

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◇18日 サッカー国際親善試合 U―22日本代表 5―2 U―22アルゼンチン代表(静岡・IAIスタジアム日本平)
2024年パリ五輪出場を目指すサッカーのU―22日本代表はU―22アルゼンチン代表に5―2で快勝した。「背番号10」を背負うMF鈴木唯人(22)=ブレンビー=が古巣のホームで同点、勝ち越しの2得点を挙げる大活躍。来年4月の五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯(カタール)に向け、最高のお披露目マッチとなった。

鈴木唯


 アルゼンチンにのみ込まれかけた空気を、鈴木唯が2発で晴らした。1―2の後半21分、右サイドのDF半田のパスを中央で受けると、相手GKの逆を一瞬突いてゴール右へミドルシュートを突き刺した。さらに9分後、ショートカウンターから、またも半田のパスを冷静に打ち込み、ひっくり返した。
 同点弾には「前半から何度か、半田選手からいいボールが出てたので。いつもあそこは見てくれてるところ」と好相性を感じさせた。
 前半22分に同点に持ち込まれたときも、後半5分に直接FKから勝ち越されたときも、日本のミスが起点となっていた。背番号10は「後半は本当に、今まで感じたことないぐらいに、流れが良くないなと感じていた。1プレーで流れを取り戻せたらなっていうのはずっと考えていた」と振り返った。
 市船橋高卒後、清水入り。アイスタ(IAIスタジアム日本平)はプロ初出場したスタジアムでもある。ひときわ大きな歓声も浴び「凱旋(がいせん)ってなって、エスパルス所属だったのが自分しかいなかったので。正直、あんまり…。自分に注目されすぎて。気にしないようにしていた」と重圧を感じる面も。「ほっとしてますね」とほのかに表情を緩めた。
 ただ、勝っても自己評価は厳しかった。「あんまりしっくりは来てない。個人個人を見たときには、まだまだ自分たちが劣っている部分が多かった」。パリ五輪出場ではなく、金メダルこそが目標。確かな結果とともに、成長を続ける。

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