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メッツのシャーザー、エンゼルスと同地区レンジャーズにトレードが決定 千賀滉大は大ショック、大谷翔平には大きな壁へ 

2023年7月30日 11時31分

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レンジャーズにトレードが決まったシャーザー(AP)

レンジャーズにトレードが決まったシャーザー(AP)

 大リーグのレンジャーズは、メッツからマックス・シャーザー投手を交換トレードで獲得した。39歳、通算210勝の右腕の契約には移籍を拒否できる「ノートレード条項」が盛り込まれていたが、シャーザー自身がこれを破棄し、移籍が成立した。29日、米複数メディアが報じた。
 千賀滉大投手にとっては、大ショックなはずだ。昨オフにメッツとFA契約した際も、シャーザー、バーランダーとサイ・ヤング賞3度を誇る『現役最強右腕コンビ』から得られるものの大きさが去就決断の一因になったと明かした。初選出された7月の球宴でも、シャーザーについて「日々勉強させてもらっているし、かわいがってもらっている。本当にいつも気に掛けてくれる」と感謝を述べていた。
 エンゼルスの大谷翔平にとっては、大きな壁が立ちはだかることになる。移籍先のレンジャーズは、エンゼルスと同じア・リーグ西地区。28日の終了時点で60勝44敗と地区首位を走っている。大谷はMVPを獲得した2021年のシーズン後、印象に残った投手として初対戦したシャーザーを挙げ、「小さいころから見ていた。いつか(打席に)立ってみたい投手だった」と語っている。
 シャーザーはメジャー通算16年間で210勝106敗、防御率3・15。2019年はポストシーズン6試合で無傷の3勝を挙げ、ナショナルズを球団初のワールドシリーズ優勝に導いた。(写真はAP)

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