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子どもの感性詰め込んだ 福井市美術館でアート展

2023年1月27日 05時05分 (1月27日 05時05分更新)
ビニール袋などで表現した雪だるまに見入る園児ら=いずれも福井市美術館で(山田陽撮影)

ビニール袋などで表現した雪だるまに見入る園児ら=いずれも福井市美術館で(山田陽撮影)

  • ビニール袋などで表現した雪だるまに見入る園児ら=いずれも福井市美術館で(山田陽撮影)
  • 子どもたちの描いた鉄道車両の絵に見入る保護者ら

 子どもアート展「あすわのこどもてん2023〜はる・なつ・あき・ふゆ〜」が二十六日、福井市美術館で始まった。社会福祉法人足羽福祉会子ども福祉部門の主催で、七施設の子どもたちの楽しい作品百五十点が並んでいる。
 オープニングセレモニーでは、足羽東こども園の五歳児が合唱を披露し高村昌裕理事長が「子どもたちが暮らしの中で面白いと思って作った作品を見てほしい」とあいさつした。
 展示会の春の部門では、張り紙の幹に自分たちの赤い手形を押して桜の大木を表現した作品が目を引く。夏にはヒマワリの壁飾りや天井からつり下げられたミックスジュースをかたどった作品がある。
 秋には松ぼっくりや木の実を使った立体作品があり、冬にはビニール袋に綿を詰めて作った小さな雪だるまを集めた大きな雪だるまが飾ってある。このほか、SLや電車を描いた最長で六メートルの細長い絵や、アイスクリームやトラック、ドアなどを描いた小品もあり、訪れた保護者たちが盛んにスマートフォンで撮っていた。
 福井市大村町の小谷敏幸さん(73)は「孫の作品を見に来た。みんな上手で、かわいらしい作品が並んでいて楽しい」と話していた。子どもアート展は二十九日まで。 (松田士郎)

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