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”初陣”完勝で2連勝の落合、元白鵬の宮城野親方が絶賛し「私のモノマネもします」と意外な一面明かす【大相撲初場所】

2023年1月11日 20時03分

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瀬戸の海(左)を攻める落合

瀬戸の海(左)を攻める落合

◇11日 大相撲初場所4日目(両国国技館)
 1番相撲は対戦相手が休場し、まさかの不戦勝。大器と呼び声高い幕下15枚目格付け出しの落合が、事実上のデビューとなる2番相撲で、その片りんを示した。
 東幕下15枚目の瀬戸の海(高田川)と対戦。立ち合いから押して前に圧力をかけ、最後は相手が苦しくなって小手に振ってきたところをすくい投げで倒した。
 対戦相手が決まると、しっかりと映像を見て研究したという。「(相手の)動きがしっかり見えたので、自分はどっしり我慢しようと思いました。緊張はあったけど、運が良かった」と謙虚に話した。
 鳥取城北高時代には2年連続で高校横綱に輝いた。昨年9月の全日本実業団選手権を制し、幕下15枚目格付け出しの資格を得て、宮城野部屋へ入門。10代での幕下付け出しは初だった。
 師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)は「本当に相撲を知っている。人間力もものすごいものを秘めてます」と絶賛する。礼儀はもちろん、考え方などもしっかりしている一方で、「私のモノマネなんかもやったりします」と意外な一面を持つことを明かした。しゃべり方などをモノマネするらしいが、同親方は「かわいいですよ~」と父親のように、目を細めた。
 15枚目以内で全勝すれば、十両昇進の対象となる。所要1場所で昇進を決めれば、豪風や逸ノ城らの2場所を上回り史上最速だ。「国技館で相撲を取ることができ、少しホッとした気持ちがあるけど、あと5番あるので集中したい」。髪はざんばらどころか短髪。所作もまだ練習中。初々しさが残る19歳が、早々と関取になるかもしれない。
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