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南野拓実「背番号10」も「自分らしく」貫徹 自身初の大舞台「何かを成し遂げて帰りたい」【サッカーW杯】

2022年11月16日 13時51分

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練習後、質問に答える南野(平野皓士朗撮影)

練習後、質問に答える南野(平野皓士朗撮影)

 【ドバイ松岡祐司】サッカーW杯カタール大会(20日開幕)を控える日本代表は17日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでW杯出場国のカナダ代表と本大会前最後の国際親善試合に臨む。試合開始は午後5時40分(日本時間同10時40分)。復権を懸けるMF南野拓実(27)=モナコ=は「背番号10」の重圧を背負いつつも、華麗ではなく、攻守で泥くさくハードワークする「自分らしさ」を貫く決意を明かした。
 どんな大舞台であっても、立ち返る場所はやはり「自分らしさ」だった。名波浩(現松本監督)、中村俊輔(現横浜FC)、香川真司(現シントトロイデン)。歴代のプレーメーカーたちの“代名詞”を受け継ぎ、南野は「本当に責任感のある、日本代表にとって重要な背番号」と心が勇み立った。
 ただ、プレースタイルを曲げるつもりはさらさらない。多彩なシュートパターンと決定力が最大の武器で、森保ジャパンでは最多17ゴールを挙げた。さらにユニホームを汚すことをいとわず、攻守両面で献身的に走り、懸命に戦う姿こそが、南野そのものなのだ。
 「自分らしく。10番の人がやるべきプレーをやらなければならないとは考えていなくて、自分らしくプレーしようと思っている。自分ができることをただやるだけ」
 新天地のモナコでは苦闘が続き、今季公式戦14試合でわずか1得点と低迷。それでも、「すごく調子は上がってきている。感覚、フィーリングも良くなってきている」と“上昇”を感じ取っている。試金石となるカナダ戦に向け、南野は「ゴールやアシストで結果を出したい。自分たちの力を証明して、その上で初戦を迎えたい」と見据えた。
 夢にまで見たW杯は、もう目の前にある。「特別なW杯、だからこそ、何かを成し遂げて帰りたい」と南野。カナダ戦で号砲を打ち上げ、ドイツとの大一番へ向かう。

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