本文へ移動

15日に開催『箱根駅伝予選会』の見どころは? 最も勢いがある神奈川大、トップ通過見据える明大…早大は選手層に不安

2022年10月14日 18時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年の箱根駅伝予選会

2020年の箱根駅伝予選会

 来年1月2、3日に行われる第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が15日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までの21・0975キロを舞台に行われる。関東の43校が10枠の本大会出場権を目指し、各校上位10人の合計タイムで争う。
 今年の箱根駅伝で12位に終わり、6年連続のシード権落ちとなった神奈川大は、8人の1万メートル合計タイムで争われる全日本大学駅伝関東予選会(6月19日)で、今年の箱根駅伝4位の東洋大を退けてトップ通過。最も勢いがあるチームといえる。
 今年の箱根駅伝最終10区で法大に逆転され、52秒差でシード権を逃した東海大は、昨季学生3大駅伝をすべて欠場した1万メートル28分5秒91のエース石原翔太郎(3年・倉敷)が登録メンバー入りしており心強い。その石原を筆頭に1万メートル28分台を6人そろえるなど選手層も厚い。
 層の厚さでは昨年の予選会トップ通過の明大も負けていない。1万メートル28分20秒67の小沢大輝主将(4年・韮山)をはじめ、1万メートル28分台が6人。さらに30分未満で走る選手が14人中11人と、昨年に続く2年連続トップ通過も期待できる。
 75年連続の本大会出場を目指す日体大、7年連続の予選会突破で本大会出場を狙う国士舘大も14人全員が1万メートル28分台か29分台と粒ぞろいで総合力がある。
 3年ぶりにシード権を逃した早大は1万メートル27分59秒74のエース井川龍人(4年・九州学院)が健在も、1万メートル30分超のメンバーが登録14人中、半数の7人と他校に比べて選手層の面で不安が残る。
 拓大は前回予選会で10位と55秒差の11位に終わり、本大会出場が8年連続でストップ。惜しくも涙をのんだ。今回は雪辱の舞台。1万メートル参加資格記録27分25秒65で全登録メンバー中2位のタイムを持つジョセフ・ラジニ(4年・ケニア)が、どれだけ貯金を稼げるかが本大会出場のポイントになりそうだ。
 ▼スタート日時 10月15日午前9時35分スタート
 ▼競技方法 各校10~14人の登録選手の中から10~12人が出場。各校上位10人のハーフマラソン合計タイムで競い、上位10校が箱根駅伝本大会の出場権を獲得する。前回の本大会上位10校は、シード校としてすでに本大会出場が決まっている。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ