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短歌、漢字と平仮名で 窪田空穂の習作、新寄贈品公開 松本

2022年10月5日 05時05分 (10月5日 05時05分更新)
新しく寄贈された習作の資料。手前は漢字で、奥は平仮名で同じ短歌をしたためている=松本市和田の窪田空穂記念館で

新しく寄贈された習作の資料。手前は漢字で、奥は平仮名で同じ短歌をしたためている=松本市和田の窪田空穂記念館で

 松本市和田の窪田空穂記念館で開催中の収蔵資料公開展で、今年新しく寄贈された資料が公開されている。一つの短歌を漢字と平仮名で書き分けた習作で、同館は「作歌の過程が分かる珍しい資料」と貴重さを強調。来場を呼びかけている。十月三十日まで。
 窪田空穂(一八七七~一九六七年)は市出身の歌人。寄贈者は東京都板橋区の安田治生さんで、安田さんの祖母が空穂の居宅でお手伝いさんとして働いていたという。自筆の掛け軸や短冊など四十一点が贈られ、今回はうち六点を紹介している。
 習作は「焼岳のけむりのうちに現れて岩燕飛ぶ星雲の上に」とした短歌で、漢字と平仮名でそれぞれしたためている。歌集に収められた作品と習作段階で表現...

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