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2024年J1名古屋内定の関学大MF倍井謙 中高一貫進学校で磨いた“メリハリ”…名古屋中・高で「他人より意識」

2022年9月26日 18時43分

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2024シーズンから名古屋グランパスへの加入が内定した倍井謙

2024シーズンから名古屋グランパスへの加入が内定した倍井謙

  • 2024シーズンから名古屋グランパスへの加入が内定した倍井謙
  • 2024シーズンから名古屋グランパスへの加入が内定し、母校で開いた記者会見でボールさばきを披露する倍井謙
 2024年シーズンからの名古屋グランパス加入が内定した関学大3年のMF倍井(ますい)謙(21)が26日、出身校の名古屋中・高(名古屋市東区)で記者会見を開いた。倍井が6年間の在学時代を振り返り、感謝を述べた。
 卒業まで1年余りを残して内定を勝ち取った自己管理力の原点は、6年間で磨かれたメリハリにあった。通学に1時間、放課後の練習参加までにまた1時間。電車やバスに揺られる中、ぶれることなく貫いたのが、隙間時間の活用だった。
 進学校としても知られる名古屋中・高。高校3年時にクラブユース選手権得点王を獲得した学校のスターにも、優遇措置はなかった。「他の生徒と違って、そういうところでやらないとどうしようもなかった。時間的に厳しい中だったので、効率面は他人より意識していた」と自負した。
 意識は結果に表れた。中学時代の学級主任だった宮田淳弥教諭(46)によると、中学時代の成績はトップクラス。多忙を極めた高校時代も「中の上」(山田武久教諭)を維持した。
 高校卒業の時、トップチーム昇格はかなわなかったが、大学で表現力や社会性を高め、人間として成長し、評価につながった。「(名古屋中・高に)お世話になったし、たくさん迷惑をかけてしまったので。プロになると公言してきたつもりだったので、体現できてほっとしている」。安堵(あんど)の笑みものぞかせた。
 もちろん、内定はまだスタートライン。24年のパリ五輪出場を目標とする。「時間がない。いかにJ1の舞台でアピールできるか」と、来季のJ1出場へ意欲を燃やす。そのときは、学業、大学サッカーとの「3足のわらじ」が必須。持ち前のメリハリで、挑んでみせる。
▼倍井謙(ますい・けん) 2001年4月4日生生まれ、愛知県日進市出身。173センチ65キロ。小学1年からサッカーを始め、中学1年から名古屋グランパスの下部組織入りした。生まれは米国・ウェストバージニア州で、3歳のとき帰国した。ミドルネームは「エリック」。

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