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石橋凌がアルバム引っ提げ名古屋ライブ

2022年9月23日 02時00分 (9月23日 02時03分更新)
 俳優で歌手の石橋凌=写真=が十月七日、名古屋・今池のボトムラインでライブを開く。八月末には五年ぶりとなるアルバム「オーライラ」をリリースした。最初のソロアルバムから十一年。これまでとこれからを歌う「所信表明の一枚」で、自らの背中を見せる。
 コロナ禍真っただ中でのアルバム制作を余儀なくされた。不便で不自由な時期だったが、創作活動に使う時間だけはたくさんあった。それを逆手に、ひたすら曲が降りてくるのを待つことに。「気が付いたらできていた曲の方が、自分の中でも残るので」。結果的に二年弱をかけて十曲を作り上げた。
 ロックにエスニック、フレンチジャズと多彩な曲調の収録曲は、それぞれ個性を放つ。それらは、追求する「ネオレトロミュージック」のたまものだ。どこか古くて懐かしいが、郷愁では終わらない。何より、みんなが歌えることを意識した。
 腐敗した政治や社会への鋭い視線を入れつつ、人間を見つめてきた。それは今も変わらない。「Dr.TETSU」は戦乱のアフガニスタンで用水路建設に尽力した医師の中村哲さんを歌う。凶弾に倒れた同郷、福岡出身の哲さんの死を聞き「歌にして残す」と決めていた。ほかにも、母への思いや娘へのエールを歌にした。...

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