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『THE TIME,』降板の香川照之が心情を明かす 「今の私の生の声は、説得性はありません」

2022年9月2日 15時04分

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香川照之

香川照之

 高級クラブのホステスにわいせつ行為をしたとして報道され、金曜日の司会を務めていたTBS系情報番組「THE TIME,」(月曜~金曜午前5時20分)の降板が1日に同局から発表された俳優の香川照之(56)が2日の同番組にVTRで出演し、謝罪するとともに降板に至った心情を明かした。
 この中で香川は、「俳優というのは自分の言葉でなく、与えられたせりふ、人の書いた言葉を言う職業。自分の言葉ではありません。しかし、情報番組はあくまで自分の言葉、生の言葉でニュース、情報を伝えていくものです」と前置きし、「今の私の生の声は、その意味では説得性はありません。さまざまな不快感を視聴者に与えてしまうと思います。従って私がこの愛する『THE TIME,』を司会として出演させていただくのはふさわしくないと判断いたしました」と降板を決意した心情を明かした。
 香川は、8月26日の同番組で司会を務めながら生放送の番組冒頭で謝罪の弁を述べていた。しかし、ドラマで謝罪するシーンが有名になったこともあり、これを受けてネット上では「演技にしか見えない」という声が上がっていた。
 香川をめぐる状況は厳しく、TBSは「さまざまなニュースをお伝えする情報番組として視聴者に不信感や疑念を持たれることがあってはならない」と所属事務所と協議の上で降板を決定し、1日に発表。VTR収録も1日昼に収録されたという。
 昨年10月スタートした番組の“最後の出演”を意識してか、香川は「今まで毎週金曜を私も楽しみに朝早起きして番組に臨んでおりました。この番組を支えてくださった視聴者の方々今までありがとうございました。感謝申し上げます」と述べ、「最後になりますが、あらためまして今回の件で不快な思いをさせてしまったこと心からおわび申し上げます」と深く頭を下げた。

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