米韓、合同軍事演習を開始　規模拡大、野外機動訓練も

2022年8月23日 05時05分 (8月23日 05時05分更新)

２２日、米韓合同軍事演習が始まり、京畿道・坡州の道路で走る韓国陸軍の戦車＝聯合・共同

　【ソウル＝相坂穣】米韓両軍は二十二日、朝鮮半島有事を想定した定例の米韓合同軍事演習を開始した。南北融和を掲げた文在寅（ムンジェイン）前政権下で中止されてきた野外機動訓練を四年ぶりに復活させ、演習規模も拡大する方針だ。韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）政権とバイデン米政権は抑止力強化につなげたい考えだが、北朝鮮が激しく反発するのは必至。米韓両軍は、弾道ミサイル発射などの可能性もあるとみて警戒を強めている。

　尹氏は二十二日、大統領府で開いた会議で、北朝鮮の核・ミサイル開発やロシアによるウクライナ侵攻を念頭に、韓国の港湾や空港、原発などへの攻撃が行われる可能性があると指摘。「朝鮮半島の平和を維持するた...

この記事は会員限定です。
中日新聞紙面の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

会員登録する

ログインして続きを読む