湯かけまつり　あわらに歓声

2022年8月9日 05時05分 (8月9日 09時38分更新)

３年ぶりの開催となり、マスク姿でお湯を掛け合って楽しむ人たち＝あわら市のえちぜん鉄道あわら湯のまち駅前ロータリーで（山田陽撮影）

　あわら市のあわら温泉街の真夏の奇祭「あわら湯かけまつり」が八日、同市温泉一の湯のまち広場で開幕した。午後八時過ぎには祭りの名物「お湯かけじゃあ！」があり、来場者は暑さも新型コロナも吹き飛ばすかのように勢いよくお湯をかけ合った。

　地元有志による実行委員会が企画して今年で十七回目。温泉が「湧く」にちなんで八月八、九の両日に開催しており、新型コロナウイルスの影響で三年ぶりの開催となった。

　今回は三十五トンのお湯を用意。えちぜん鉄道あわら湯のまち駅前のロータリーに設けられた特設会場には、マスクを着けた家族連れや若者らが続々集合。「お湯かけじゃあ」の掛け声を合図に、水しぶきと歓声が飛び交った。みこしややぐらの上から降り注ぐお湯も相まってびしょぬれになりながら、久々の祭りを楽しんでいた。

　湯のまち広場には模擬店や子ども向けの遊び場が並び、特設ステージで金津高校吹奏楽部が華やかな演奏を披露した。九日は芦原中学校吹奏楽部と金津ＪＡＺＺクラブによるステージがある。　（畑明日香）