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鈴木晶友「荒れる冬の喜望峰を無事に越すことが完走へ重要なポイント」ヨットレース・グローブ40、第2区間スタート

2022年7月18日 11時04分

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グローブ40の第2区間に挑むMILAIの鈴木晶友(左)とアンドレア・ファンティーニ(MILAI提供)

グローブ40の第2区間に挑むMILAIの鈴木晶友(左)とアンドレア・ファンティーニ(MILAI提供)

 多国籍のセーリングチーム「MILAI(ミライ)」のセーラー・鈴木晶友(36)、イタリア人のアンドレア・ファンティーニ(39)が日本時間18日、2人乗り世界一周ヨットレース「グローブ40」の第2区間(カーボベルデ―モーリシャス)をスタートした。
 同レースは、約5万5000キロを約9カ月かけてゴール地点のフランスを目指す。8カ所に寄港し、各区間の合計点で順位を争う。鈴木と中川紘司(42)が組んだMILAIの第1区間(モロッコ―カーボベルデ)はトップ。第2区間は最長区間となる7725マイル(約12430キロ)で、南アフリカを南下して冬の荒れた難所の喜望峰沖を通過する。2人のコメントは以下の通り。
  ◇     ◇  
 ▽鈴木「グローブ40全8レグのうち最長となる第2レグは、カーボベルデから喜望峰を越え、モーリシャスまで走る約7700マイルのロングコースです。喜望峰を越える8月は、南半球はまだ冬の海。天気予報を見てもまだまだ荒れる日が続いています。ここを無事に越すことがGlobe40を完走するために重要なポイントとなります。今回のチームメートはイタリア人のアンドレア。Class40でのセーリング経験が豊富で、喜望峰を越えた経験も持つ素晴らしいセーラーです。およそ35日間のセーリングになる予定ですが、船を壊さずに無事にモーリシャスに必ず到着したいと思います」
 ▽ファンティーニ「グローブ40の第2レグは、すごく緊張していますがとても楽しみにしています。このレグは非常にタフです。冬の南極海に到達し、コンディションは厳しく、さらにモーリシャスに向かう途中、南アフリカの南の速い潮流で海が非常に荒れる可能性があります。でも私たちの対策は十分にできていると感じています。(鈴木)マサは2年前から船の準備をして、船も彼自身も準備ができているし、マサは優秀なスキッパーであると共に優秀なセーラーで、彼と私はグッド‘Duo’、良いチームです。最後に一言、今とてもハッピーです、行ってきます!」 

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