清原和博さん「マウンドを汚したくない」始球式で見せた野球人としての配慮 引退から14年をへても変わらない『野球愛』
2022年7月2日 17時55分
西武、巨人などで活躍した清原和博さん(54)が2日、阪神戦の試合前、始球式に登場した。背番号「2022」の中日のユニホーム姿でマウンド手前から、球速59キロのショートバウンド投球。大阪・PL学園高の2学年後輩・立浪監督のいる一塁ベンチに一礼し、グラウンドを後にした。
清原さんは始球式後、ユニホーム姿のまま取材対応。「こんな日が来るとは。グラウンドに下りる日は一生ないと思っていた。何千試合と出ましたけど、雲の上を歩いているようなフワフワした気持ち。周りの選手を見て感動しました。今日という日を忘れず、感謝したい」と感無量の面持ちで振り返った。
シーズンを折り返した立浪竜にエールも送った。「何とかまず5割復帰を目指して。若い選手の集まりなので、どうしても次の日に引きずりがちですけど、そのあたりは監督が声をかけていますし、選手たちがそれに甘えることなく思い切ってプレーしてほしいと思います」と巻き返しのポイントにメンタル面を挙げた。
始球式のボールに立浪監督のサインをもらって「これです」とうれしそうに掲げた清原さん。真っさらなマウンドに足を踏み入れず、手前から投じた理由も明かした。「先発ピッチャーのマウンドを汚したくない。その思いからです」。そう語った野球愛は引退から14年をへても変わらない。
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