本文へ移動

在来馬で最高齢とされる木曽馬の寿号が死ぬ 40歳

2022年6月25日 05時05分 (6月25日 10時18分更新)
20日に死んだ木曽馬の寿号=5月5日、木曽町の木曽馬の里・乗馬センターで

20日に死んだ木曽馬の寿号=5月5日、木曽町の木曽馬の里・乗馬センターで

 木曽町開田高原の「木曽馬の里・乗馬センター」で二十日未明、在来馬で最高齢とされた雌の木曽馬「寿号」が肺炎で死んだ。五月に満四十歳を迎えたばかりで、人間なら百十歳前後となる大往生だった。
 一九八二年五月十日に旧開田村(現木曽町)の農家で生まれた。センターの前身となる村営牧場に移り、母馬として五頭を出産。寒さが厳しい二月に発熱を繰り返したが、治療を受けて一度は回復していた。
 今月に入って食が細くなり、肺に水がたまって呼吸も荒くなった。高齢のため体に負担が大きい治療は避け、痛みを取る注射を繰り返したが、場長の中川剛さん(45)が朝に厩舎を訪れると息を引き取っていた。
 若い頃は警戒心が強い馬で、中川...

この記事は会員限定です。
中日新聞紙面の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※中日新聞紙面には、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井が含まれます。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報

長野の新着

記事一覧