【日本ハム】36歳の宮西尚生が史上8人目の800試合登板、ビッグボスから「1002試合がある」岩瀬超え指令
2022年5月21日 19時26分
◇21日 日本ハム4―0西武(札幌ドーム)
史上8人目の800試合登板で36歳の宮西が衰えぬ力を示した。最後はパワーヒッターの山川に直球を3球続け、高めの143キロで二飛。9回を3者凡退で締めた。「こんなに1試合1試合が遠いものかと。最近は内容がついてこなかったので」と笑顔。勝利と記録の二重の喜びに浸った。
ルーキーイヤーから14年連続で50試合登板を継続中だが、昨季の防御率はキャリアで2番目に悪い3・65。今季も開幕から失点が相次ぎ、一時は「スライダーの投げ方がわからない」と自らの武器すら見失っていた。
遠因は、2018年オフに受けた2度目の左肘手術だという。「痛みをかばいながら投げていて、肘の状態がよくなっても、変な癖がついていた」。繊細なメカニズムが狂い、知らず知らず尾を引いていた。
光が見えたのは最近のこと。1週間前にはフォームを微修正。「ボールが強くなったし、スライダーも思い切っていける。『そう、これこれ』という感じ。最悪なところは脱出した」。苦しんだ末の、「800試合」だった。
試合後、新庄監督は「1002試合がある。そこを目指せ」と宮西に声を掛けた。ビッグボスが設定したターゲットは歴代1位の岩瀬仁紀(元中日)超え。宮西は「岩瀬さんの記録があったから、心折れずにやってこれた。近づくにつれて遠く感じるすごい記録。積み重ねていきたい」。究極の大目標へ、腕を振り続ける。
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