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俳優山本圭さん死去 ドラマ「若者たち」で脚光 「ひとつ屋根の下」「白線流し」にも出演 山本学は兄

2022年4月25日 20時06分

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山本圭さん

山本圭さん

 テレビドラマ「若者たち」やシェークスピア劇などで活躍した俳優の山本圭(やまもと・けい)さんが3月31日午前9時20分、肺炎のため81歳で死去した。所属事務所が25日、発表した。通夜・告別式は、遺族の意向で密葬で執り行われた。
 大阪出身の山本さんは、1959年に俳優座養成所に入所。叔父の山本薩夫監督の映画「乳房を抱く娘たち」(1962年)で映画デビューした。両親を亡くした兄妹の生きざまを描いた青春ドラマ「若者たち」(66年)で三男の佐藤三郎役を務め、脚光を浴びた。同作の映画版では毎日映画コンクール助演男優賞に選ばれた。
 その後、映画、テレビ、舞台と活動の場を広げた。テレビドラマ「ひとつ屋根の下」「白線流し」「SP」、NHK大河ドラマ「功名が辻」(2006年)「天地人」(09年)「八重の桜」(13年)では脇役として存在感を放った。舞台俳優としても「ハムレット」「リア王」などのシェークスピア劇に出演して活躍した。
東海テレビ制作の昼ドラ「花嫁のれん」では、野際陽子さん(2017年死去)と夫婦役を務めた。10年にスタートした同ドラマは15年の第4シリーズまで放送された。
 俳優の山本学(85)は兄、山本亘(79)は弟。妻は囲碁棋士の小川誠子さん(19年死去)と1977年に結婚した。

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